さて、日本では11月初旬連休にあたるこの時期前後に、インドでは「光のお祭り」であるデイワリのシーズンがやってくるわけですが......。

「光のお祭り」ということで、キャンドルなどの明かりを灯しお祝い、というムードあるお祭りのはずが、花火もドンパチドンパチ鳴っておりまして、大変にぎやかなのでありまする。

花火を販売する即席屋台が街の中にも何箇所かできておりまして、「ロウソク買おうかな~それとも花火も買おうかな~」などと思う日々なのですが、事件はそんな日々のある深夜に起こりました。

早寝早起きしないとな~と思いつつ、ついつい日本の習慣が抜けずに夜更かししてしまう我がカドリハウス(別名チョビハウスw)の我らが2名。
何かとヒゲ氏の部屋にいろんな話のネタでちょっかい出しに行く私は、屋外で花火の音が断続的に聞こえるのを「花火鳴ってるねぇ」「にぎやかだねぇ」とネタにし、「そうだねぇ」と気のない返事をもらいながらPCに向かって作業をしていたわけでありますが......

深夜の2時過ぎに、ひときわ大きく長い時間続く花火の音が、家の中まで聞こえてきました。

「ねぇ、なんだかえらい長くない?」
「そうだねぇ」

と玄関ゲートのところまで出てみると、最寄のメイン車道の方角に、えっらい派手にぶっ放している花火の群れが.......断続はおろか延々と連続的に打ちあがって派手な光と音が連なる家々の向こうに見えます。

「すごいなー、どこん家がこんなに盛り上がってるんだろう」と言いかけたら、ヒゲ氏が「いや、これはパーティじゃないな。花火屋が爆発したんじゃないか?」と突如言い出します。
言われてみて私も「あっ!」となり、夜の夜中に現場まで出て行ってみることにしました。
およそ5分強かけて、2人で停電になっている上り坂の道を上り、最寄のメイン車道へ出てみると......

2013Nov02_FiredCrackerShop

大絶賛燃焼中でした(激汗)。

ディワリ用に出店している、臨時の花火販売屋台が思いっきり燃えていました。そりゃそうです、可燃物てんこ盛りなわけですから、燃えないわけがありません(さらに汗)。
メラメラ燃えるわ、花火がバンバン音立てるわで、他にも様子を見に来ているインド人が周囲にいくらかおりました。

いったい何が原因でこんなことになったのか。原因も詳細もわかるはずがありませんが、そのまま様子を見ていると、消防車がやって来ました。
到着するとすぐに放水開始。屋台のサイズがたいしたことがない大きさだったおかげで、割とあっさり消火に成功しました。可燃物がほとんど残っていなかったからかもしれません。

無事に火も消えたことだし.....と、もと来た道(停電続行中だった)を通って自宅へ帰りましたが、燃えた花火屋の主の損害が気の毒だな、と思うと同時に、表通り沿いの家じゃなくて良かった~とちょっとばかり安堵。
インドの家は基本的に切り出し石&コンクリート製なのもあって、周囲の住宅街には特に何の被害も出なかったのは幸いでした。

いやしかし皆さん、花火には気をつけましょうね。
と、そんな教訓が脳裏をよぎった一件なのでありましたとさ。



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