えー、『2012/01/15(日) チェンナイ案をこんな風に分析してみた。』にて、「インドに「日本品質の街」輸出…大規模都市開発」の件に触れましたが........。
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※参考記事
インドに「日本品質の街」輸出…大規模都市開発
(2012年1月7日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20120106-OYT8T00929.htm (リンク元からは記事削除済み)
日本政府は、官民一体のインフラ(社会基盤)輸出として、インド南部のチェンナイ近郊で、
大規模な都市開発を行う方針だ。
中小企業向けの工業団地と、日本人好みのショッピングセンターや病院なども併設した
5万人が生活できる街をまるごと「輸出」する。
政府の新成長戦略に基づくインフラ輸出で、都市開発事業が具体化するのは初めて。
枝野経済産業相が10日、チェンナイを訪問し、州政府に支援要請する。
みずほコーポレート銀行とプラント大手の日揮が現地開発会社に計40億円を出資する計画だ。
工業団地は2・3平方キロ・メートルで今夏から販売を始め、2013年に進出工場の稼働を
予定している。
併設される居住地区は2平方キロ・メートルで、インド洋を望む高級マンション群が中心の
「リゾート都市」を13年以降、順次開発する。日系の ショッピングセンターやゴルフ場、
日本人医師が常駐する病院なども整備する計画だ。日本人駐在員が家族で暮らせる
高品質な街づくりを目指す。
(2012年1月5日14時35分 読売新聞)
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実は、某日本人コンサルタントの方からこの件で耳にした話がありました。
それは、
「そのチェンナイの開発計画は、邦系大手ファイナンシャルグループが主導してる『ただの工業団地』ですよ」
という内容。
「ただの工業団地なんですか?」
「はい、『ただの工業団地』です。たぶん、報道がフライングしてあんな風に書いちゃったんじゃないですかねぇ」
とのこと。
このコンサル氏のスタンスや立ち位置やポリシーから考えて、どうも『ただの工業団地』で間違いないようです。
でも、市井の一部クラスタの反応は「ノアの箱舟」だの「富裕層だけ逃げるのか?!」という意見もずいぶん見聞きした記憶があります。
仮に「日本品質の街」ができたところで、日本で流布されているインドの情報から“日本人が勝手に思い描くインドのイメージ”をもとによくよく考察すると、日本人の富裕層がインドへ移住しようと思う、という可能性はほとんどない、と個人的には思うわけですが。
日本人の富裕層なら、オセアニアとか東南アジアの先進地域とか米国とかそっち方面を選ぶと思うのですよ、どうしても。よほどの理由がない限り、現時点で南アジア地域(インドも南アジア地域の国家)は彼らの選択肢にどうも入りにくいように思います。
このチェンナイでの計画、4月の時点では候補地はまんま更地の状態で「なぁーんにも進行してない」気配だったそうなのですが、果たして計画はちゃんと進行していくのでありましょうか? ハテサテ
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※参考記事
インドに「日本品質の街」輸出…大規模都市開発
(2012年1月7日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20120106-OYT8T00929.htm (リンク元からは記事削除済み)
日本政府は、官民一体のインフラ(社会基盤)輸出として、インド南部のチェンナイ近郊で、
大規模な都市開発を行う方針だ。
中小企業向けの工業団地と、日本人好みのショッピングセンターや病院なども併設した
5万人が生活できる街をまるごと「輸出」する。
政府の新成長戦略に基づくインフラ輸出で、都市開発事業が具体化するのは初めて。
枝野経済産業相が10日、チェンナイを訪問し、州政府に支援要請する。
みずほコーポレート銀行とプラント大手の日揮が現地開発会社に計40億円を出資する計画だ。
工業団地は2・3平方キロ・メートルで今夏から販売を始め、2013年に進出工場の稼働を
予定している。
併設される居住地区は2平方キロ・メートルで、インド洋を望む高級マンション群が中心の
「リゾート都市」を13年以降、順次開発する。日系の ショッピングセンターやゴルフ場、
日本人医師が常駐する病院なども整備する計画だ。日本人駐在員が家族で暮らせる
高品質な街づくりを目指す。
(2012年1月5日14時35分 読売新聞)
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実は、某日本人コンサルタントの方からこの件で耳にした話がありました。
それは、
「そのチェンナイの開発計画は、邦系大手ファイナンシャルグループが主導してる『ただの工業団地』ですよ」
という内容。
「ただの工業団地なんですか?」
「はい、『ただの工業団地』です。たぶん、報道がフライングしてあんな風に書いちゃったんじゃないですかねぇ」
とのこと。
このコンサル氏のスタンスや立ち位置やポリシーから考えて、どうも『ただの工業団地』で間違いないようです。
でも、市井の一部クラスタの反応は「ノアの箱舟」だの「富裕層だけ逃げるのか?!」という意見もずいぶん見聞きした記憶があります。
仮に「日本品質の街」ができたところで、日本で流布されているインドの情報から“日本人が勝手に思い描くインドのイメージ”をもとによくよく考察すると、日本人の富裕層がインドへ移住しようと思う、という可能性はほとんどない、と個人的には思うわけですが。
日本人の富裕層なら、オセアニアとか東南アジアの先進地域とか米国とかそっち方面を選ぶと思うのですよ、どうしても。よほどの理由がない限り、現時点で南アジア地域(インドも南アジア地域の国家)は彼らの選択肢にどうも入りにくいように思います。
このチェンナイでの計画、4月の時点では候補地はまんま更地の状態で「なぁーんにも進行してない」気配だったそうなのですが、果たして計画はちゃんと進行していくのでありましょうか? ハテサテ