24式太極拳が決勝に残れなかったので、この日の出番は『南拳』と『自選拳・伝統拳(自選長拳でエントリー)』の2つでした。
棄権せずに出場できれば、日本では恐らく前代未聞(?)の『長拳・南拳・太極拳3種総合』で出場を果たした(←んな大袈裟な)ことになります。
3年ちょっと前にある太極拳の方とヨタ話でそのような話題が出たために、それ以来心のどこかでずーっと「やってみたいなぁ」と思っていたのです。誰もやらなさそうだから、やったら面白いかも、っていうのが大きな理由なんですが(汗)。

午前9時開場だったので、ちょうどそのくらいの時間に着いて、本番コートで練習を始めたのですが、この時間が一番動きやすかった気が.........練習が足りなさ過ぎて不安が大きかったのですが、逆に筋肉に疲労がたまっていないために、本人的にはなんだか「動ける」という感覚だったのです。第三者からどう見えるかはともかく(^^ゞ

実際の試合は南拳が先でした。
しかし、全套になると急ぎすぎてしまう癖が出てしまい、あとで自分の映像を見たらやはり動きが小さかったです。反省!!!!!

午後が長拳でしたが、いやー派手にミスしまくりました。
まるで若手選手のように、勢いにばかり乗ってしまった演技。これまた反省すること仕切りなのですが、この日の2種目で実感しましたね。特にこの長拳の時。
「やっぱりコートの上で跳べるって嬉しい!幸せだ!」ということを。自分の生活の中のどんな瞬間よりも幸せを感じられる、ということを改めて再確認させられました。
もちろん、「やだー!!!!」という直前の逃げ出したい緊張感とか、ミスして自分に腹が立つというもろもろの感情も必ずセットになって押し寄せてくるわけですが、コートの上でどんなにしんどかろうが醜態をさらそうが、それでも棄権せずにコートに立つっていいなぁ......と感じたのです。

そのせいか、長拳で点数を待っている間「あちゃーやっちゃった」という苦笑いとともに、「やっぱり長拳でコートに立てるって嬉しい!(規定套路はしんどいけど←ボソ)」という思いがこみあげてきて、ついつい顔がほころんでしまいました。

(しかし、あの勢いで誰が××歳だなんて思うだろう.........と自分の演技に対して内心思ったり←爆笑)

結果としては、南拳第2位で銀メダルをもらうことができました。
人数が少ないとか、その他の要因に「救われた」からとも言えますが。
でも、いちおうもらえたことはもらえたので、とりあえず気持ちめでたい!ということで。


ところで。
前日の成績について「太極拳残念だったねー」と知人諸氏に言っていただいたのですが、いえいえ、万が一決勝に残ってたら、南拳と1000パーセント時間が重なっていて大変な騒ぎになっていたので、ある意味今回に関しては残らなくて良かったのかもしれません。デビュー戦ですしね。
ご指導いただいた先生方には申し訳なかったですが(本命が南拳だったという点でも)。
でも、今できる自分を精一杯出し切ったという思いはありますし、緊張せずに済んだので、今回の太極拳については特別悔いは残っていません。


さてさて、香港好朋友と同じ種目でメダル♪なので、報告電話をしたいのですが、電話する度胸は出るのか?????????(汗)


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