※参考:
『2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <前篇>』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11012783889.html
2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <2>
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11015482908.html
2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <3>
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11085191711.html
2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <4>
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11107723250.html
<<4>より承前>
絶望感が脳裏をよぎる中、画面は山と川の風景に変わります。
その風景の中で一人の男性が気功をおこなっています。
「おお、気功だ」
とちょっと嬉しいような、でも気功をまったく知らない人にはちょっと不思議に見えるだろうなぁ(;^ω^)という微妙に複雑な気持ちになるワタシ。
その気功をする男性は、ハンフォードの元監査官ケイシー・ルード氏でした。
ハンフォードのプルトニウム生産は、彼の内部告発で止まったのです。取材陣は、ハンフォードから400km離れた山中に住むケイシー氏を訪ねます。
彼は長年の汚染による低線量被曝の被害がハンフォード地区の住民にも出ていると考え、その調査を計画しています。
鎌仲監督「あの場所を浄化するのが本当に可能だと---」
ケイシー氏「ハンフォードを浄化するのは不可能。時間と労力の無駄だと思えていたときもあった。しかし今、気功をし心の声に耳を傾けると答えが聞こえてくる。自分もこれからも核問題に関わるべきだと心の声が告げている。直感に従った方が人は良い選択ができると思うし絶望を見出すこともできる。変化をもたらす可能性は真実を知り行動すること。低線量被曝についても真実を確かめなければ」
直感に従った方が。
それは本当にそう思う。自分自身の経験からも私も心底痛感する。
場面はふたたびテリーの畑に。
テリーは「来年もたくさんジャガイモができる。それがポテトフライになり日本で食べてもらうんだ」と言います。
やっぱり日本に来るのねそのジャガイモ......(;^ω^)
彼は、難しいけれども放射能による土壌汚染のことを忘れて生きて行こうとしています。
それもまた、ひとつの生き方。
そして、兄トムも彼の生き方を。
ハンフォードの入り口で止まる車の運転席のトム。
トム「連中はここを野生動物保護地区にした。核施設ではなく。そこの断片、あれが古いゲート」
鎌仲監督「なぜ古いゲートを壊す必要が?」
トム「連中は古いものをすべて壊している」
鎌仲監督「抹消?」
トム「起こったすべての軌跡を抹消している」
鎌仲監督「何のために?」
トム「わからない。理解できない」
鎌仲監督「なぜそうするの?」
トム「わからない。連中はここに作ったすべてを壊しているんだ。苦しんでいるのは老齢か重症の女性なんだ。いつも助けを求めている」
鎌仲監督「あなたが助けている」
トム「ああ、できる時には」
鎌仲監督「やっていくのね」
トム「やっていくさ、金もなく。でもやってみる。助けるには金が要るけど。政府はハンフォードの歴史を消し去ろうとしている。浄化ではなく隠蔽だ」
鎌仲監督「あなたは残る、数少ないうちの一人。連中にもあなたを消せない」
広大な畑から空へと続く映像。
そこに「2003年 風下住民の補償を求める訴えは却下された」のクレジットが。
そう、人を助けるにはお金がかかるのだ。現実問題として。
しかし日本人はとかくボランティアを無償で、善意ですべておこなうように強要する空気があるように思えて仕方ない.........。
言葉にならない、やるせない思いが私の心の中を覆い尽くしていく.......。
※旧ログ「Qingxiangの日々的話話は」コチラ↓(過去ログ1512件!)
http://plaza.rakuten.co.jp/dawuyan/
『2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <前篇>』
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11012783889.html
2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <2>
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11015482908.html
2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <3>
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11085191711.html
2011/05/23(月) 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』 <4>
http://ameblo.jp/dawuyan/entry-11107723250.html
<<4>より承前>
絶望感が脳裏をよぎる中、画面は山と川の風景に変わります。
その風景の中で一人の男性が気功をおこなっています。
「おお、気功だ」
とちょっと嬉しいような、でも気功をまったく知らない人にはちょっと不思議に見えるだろうなぁ(;^ω^)という微妙に複雑な気持ちになるワタシ。
その気功をする男性は、ハンフォードの元監査官ケイシー・ルード氏でした。
ハンフォードのプルトニウム生産は、彼の内部告発で止まったのです。取材陣は、ハンフォードから400km離れた山中に住むケイシー氏を訪ねます。
彼は長年の汚染による低線量被曝の被害がハンフォード地区の住民にも出ていると考え、その調査を計画しています。
鎌仲監督「あの場所を浄化するのが本当に可能だと---」
ケイシー氏「ハンフォードを浄化するのは不可能。時間と労力の無駄だと思えていたときもあった。しかし今、気功をし心の声に耳を傾けると答えが聞こえてくる。自分もこれからも核問題に関わるべきだと心の声が告げている。直感に従った方が人は良い選択ができると思うし絶望を見出すこともできる。変化をもたらす可能性は真実を知り行動すること。低線量被曝についても真実を確かめなければ」
直感に従った方が。
それは本当にそう思う。自分自身の経験からも私も心底痛感する。
場面はふたたびテリーの畑に。
テリーは「来年もたくさんジャガイモができる。それがポテトフライになり日本で食べてもらうんだ」と言います。
やっぱり日本に来るのねそのジャガイモ......(;^ω^)
彼は、難しいけれども放射能による土壌汚染のことを忘れて生きて行こうとしています。
それもまた、ひとつの生き方。
そして、兄トムも彼の生き方を。
ハンフォードの入り口で止まる車の運転席のトム。
トム「連中はここを野生動物保護地区にした。核施設ではなく。そこの断片、あれが古いゲート」
鎌仲監督「なぜ古いゲートを壊す必要が?」
トム「連中は古いものをすべて壊している」
鎌仲監督「抹消?」
トム「起こったすべての軌跡を抹消している」
鎌仲監督「何のために?」
トム「わからない。理解できない」
鎌仲監督「なぜそうするの?」
トム「わからない。連中はここに作ったすべてを壊しているんだ。苦しんでいるのは老齢か重症の女性なんだ。いつも助けを求めている」
鎌仲監督「あなたが助けている」
トム「ああ、できる時には」
鎌仲監督「やっていくのね」
トム「やっていくさ、金もなく。でもやってみる。助けるには金が要るけど。政府はハンフォードの歴史を消し去ろうとしている。浄化ではなく隠蔽だ」
鎌仲監督「あなたは残る、数少ないうちの一人。連中にもあなたを消せない」
広大な畑から空へと続く映像。
そこに「2003年 風下住民の補償を求める訴えは却下された」のクレジットが。
そう、人を助けるにはお金がかかるのだ。現実問題として。
しかし日本人はとかくボランティアを無償で、善意ですべておこなうように強要する空気があるように思えて仕方ない.........。
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