さて、福島第一原発事故に伴う放射能汚染により、日本の食事情は大変な危機に陥っています。

ちまたのマスメディア報道だけを見ていると、放出されている放射性物質はヨウ素・セシウムなどだけに思えてしまいますが、実は他にもストロンチウム・アメリシウムなど実に31種類の放射性物質が放出されていることが、国の省庁がWEBサイトでだけ「ひっそりこっそり」発表している資料にはちゃんと掲載されておりまして。

過去の水俣病の例を紐解いてもわかるように、放射性物質の生物濃縮も侮れないため、動物性タンパク質である肉・魚・卵にはとっても注意しなければなりません。

というわけで、「北はカムチャッカ半島沖まで放射性物質による海洋汚染が広がっている」ことがニュースに挙がっている今、というか向こう何十万年レベルで「日本の魚もう食べられないじゃーん」というのが現実というところ。
魚といっても、サンマやサバの缶詰を食べるのが関の山、な食生活なわけですが、それでも「もう一生日本の魚食べられないじゃん......」という状況になると、さすがに残念な気持ちにはなるのでありまして。
漁業関係者の方々の死活問題でもあるわけですし。

で。

とりあえず、「食べても影響があまり大きくなくて済みそうなもの」を可能な範囲で選んで買う、という食生活なわけですが、その中には当然輸入食品も含まれます。

そんな「選んで買う」食品のひとつが「アボカド」。
日本に出回っているアボカドはほとんどがメキシコ産で、国産はごくごく少量らしく、確かに私が買い物に行くお店の店頭ではメキシコ産しか見かけたことがありません。

しかもアボカドは、わさび醤油をつけて食べると、マグロのような味がすると昔から聞いております。
聞いてはいたけど食してみたことはなかったので、この日初めて「アボカド手巻き」に挑戦してみました。

滋賀県産のお米で炊いた白ご飯(但し酢飯にはせず。)、韓国海苔、メキシコ産アボカド、わさび醤油を用意して、いざ食べてみると.............。

なんじゃこりゃーーーーーーーーー!!!

ヤバいくらいに旨いんですけどこれーーーーーー!!!

まぢでマグロの味するしーーーーー!!!

うーーーーまーーーーいーーーーー!!!!!!(叫)

普通にマグロのお刺身や、トロのお寿司を食べてもこんなに「旨い旨い!」と言いまくったことはありません(笑)。
代用品にしては、というかこの代用品でもうムチャクチャ大満足なんですけど、という状態だったからでしょう(笑)。
これならマグロ単品に関しては、一生日本のマグロが食べられなくても、アボカドが代用品としてもし有ってくれたら一生文句言いません!くらいに気に入ってしまいました。
「マグロ無くてもええねん!」じゃなくて、もしアボカドが供給されていたら我慢できます文句言いません、ということですね。
マグロ関連の漁業関係者の方々のことを考えると、その方々が汚染されていない海域で何とか操業もしくは就業できるように祈るばかりですが.......(それこそインドマグロとかインドマグロとかインドとか......)

で、食べている間じゅう「うまーい!」をさんざん連発しながらアボカド手巻きをたいらげたわけですが、なるほど「カリフォルニア巻き」が成り立つわけだ、と納得。おかしくも何ともないですよこれ。むしろぴったり合うくらい。
最初にアボカドを代わりに使うことを思いついた方を尊敬しますです、ハイ。

.......しかし.......

今月12月に入ってから、私は一体全体何回「旨い!」と言いまくっているのやら..........(苦笑)
(;^ω^)



※旧ログ「Qingxiangの日々的話話は」コチラ↓(過去ログ1512件!)
http://plaza.rakuten.co.jp/dawuyan/






アボカド―露地でつくれる熱帯果樹の栽培と利用 (新特産シリーズ)
米本 仁巳
農山漁村文化協会
売り上げランキング: 98837