さて、311の東日本大震災に寄せられた義捐金についてですが......。

震災から半年が経とうとしている9月第1週終りのこの日に、テレビで「ああやっぱりな」と思うニュースに遭遇。

「義捐金は被災者に届いた?」という趣旨のニュースなのですが、「配分を公平にすることに一生懸命なあまり、届けられていない義捐金がかなりある」といった内容でした。
$Qingxiangの日々的話話-2011Sep07_GienkinNews

「大方そんなところだろう。震災発生直後に、他国から寄せられた救援物資である毛布を「毛布のサイズがきちんと揃っていない。一枚残らず全部揃っていないと受け付けられない」などというナンセンスの極致としか思えない理由で返還してしまうようなしょうもない判断しかできないのがこの国=日本の今なのだから。
若干の不公平が生じたとしても、迅速に配分して一人でも多くの生命を救おうとすることよりも、救える人数が被災者の逝去(絶望による自殺を含む)によって減ってしまっても「公平な配分」にこだわる、という情けない判断しかできないのだやはり......」

......と、無念極まりない悔しさが心にこみ上げてくるばかりです。

国内はもとより海外から寄せられた義捐金の中には、一日の収入が米ドル換算で見ると大変少額な国の人達からの支援も多数含まれており、たくさんの国々の「誠に奇特な誠意」が無数に込められているものです。

それが、いくら公平性には最低限こだわるべきだとはいえ、災害発生から半年も経とうとしているのに、半分すら配分されたかどうかさえ疑わしいというのが現実では、海外からご支援いただいた方々に対して、いち日本人として申し訳が立たない気持ちに(大変僭越ながら)なってしまいます。

現在の日本の組織ならそういうことをやりかねない、きっとやるだろう、と予想はしていましたが......
多分そんなことだろうと思ってはいましたが......

こんな情けない残念な予想は当たって欲しくなかったです......。



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