去る2010年3月11~15日に中国香港にて開催された『第八届香港国際武術節(The 8th HongKong International Wushu Festival/第8回香港国際武術フェスティバル)』にて、日本選手勢が前年までと同様に大健闘した。

『香港国際武術節』は、香港ナショナル武術チームの元代表メンバーで、国際武術連盟(IWF)主催の世界武術選手権大会でチャンピオンになった張萬強氏らが発起し、“武術を通じて友好の輪を広げよう”という趣旨のもと、2003年から年に1回行われているもの。参加者数は増加の一途をたどっており、8回目となる今大会は参加国20カ国以上、参加者数は6,000人を超えた。
また、サモ・ハン・キンポーやユン・ピョウなどの映画スターや中国武術界の重鎮や実力者も開幕式等に顔を見せる大会ともなっている。

参加者数6,000人を超える規模の大会でありながら、同大会へエントリーした日本選手はわずか20名弱。日本国内では強豪地域である東京や大阪からのエントリーは今大会はほとんどなく、徳島県や香川県等の選手たちがメダルを多数獲得する大健闘を見せた。
さらに、今大会では2人の日本人がそれぞれ副総審判長と執行審判員として参加。執行審判員として参加した(元)大阪武術文化研究会主宰兼コーチの伊藤晴香は、今回も選手としてエントリーする予定であったが、大会総審判長である張山氏(元中国武術院院長)の指名により、審判業務を引き受けることを決心したという。
伊藤は「これだけ大きな規模の大会で審判業務を担当させていただいたことで、選手として参加するのとはまったく異なった貴重な経験をさせていただきました。日本の武術関係者が、ということにとどまらず、日本人が世界とどのように向き合って行動していくか、ということを深く考えさせられた経験だったと思います」とコメントしている。

■香港国際武術フェスティバル公式サイト: http://www.hkwsj.com/index.asp


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