レギュレータの、代表的なやつで、昨日とは別のタイプ、もう一個書いておきます。
もう、タイトルになっていますね。シャントレギュレータ
前回のシリーズレギュレータは、負荷の変動に対応して、直列に繋いだ素子の抵抗値を変化させるものだった。
それに対し、今回のは、シャントレギュレータ
負荷の変動に対して、電流を増減させて、回路全体の電流を一定にする事で、電圧降下を調整し、結果として、負荷電圧を一定にするものである。
回路みりゃ、判るだろ!
はい、おしまい!!
昨日、この回路で、抵抗値に比例して、R1とR2は、発電機の電圧を分圧すると書いた
電流(A)=電圧(V)/[抵抗(R1)+抵抗(R2)]
:抵抗(R1)+抵抗(R2)を先に計算しろよ、小学生も知ってるぞ!
でな。R2が車両の負荷(ライトやイグニッションや・・・)としたら、
昨日は、シリーズレギュレータでは、R1の抵抗値を変化させて対応するんだけど、
今日のシャントレギュレータは、
R3をR2に並列に配線する。
負荷は、変わらずにR2である。
R1の電圧降下は、R1×電流(A)になる。
昨日の回路で、電流(A)を20(A)としたら、
R1の抵抗は、0.15(Ω)と書いた
R1の電圧降下は、20(A)×0.15(Ω)=3(V)
R2の抵抗は、0.6(Ω)で、20(A)×0.6(Ω)=12Vとなって、
実は、シリーズレギュレータの抵抗値をそのまま、代入すると、R3は必要なくなっちゃうんだな。
R2の抵抗が1.2(Ω)になると、R3の抵抗も1.2(Ω)として、
並列に接続した、R2とR3の合成抵抗が0.6(Ω)になるように、負荷に対応して、電流を、(分流、回避)させ
ることで、R1に流れる電流を一定にするものです。
発電機の電圧が15Vなら、3Vの電圧降下になるように、R3の抵抗値が変化する
発電機の電圧が14Vなら、2Vの電圧降下になるように、R3の抵抗値が変化する
シャント(分流、回避、脇へ逸らす)して、電圧を一定にするから、シャントレギュレータ
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並列に接続した抵抗の合成抵抗の計算は、
合成抵抗(R3)は、(R1×R2)/(R1+R2)で計算出来ます。
各抵抗値の逆数に比例して電流が分流するのだ!
余談1
スイッチングレギュレータと呼ばれるレギュレータもあるけど、
これは・・・難しいから、やめとく(w
余談2
虚数(i)ってあるじゃろ?覚えているかい?
iは、二乗するとマイナスになる数、
マイナスとマイナスを掛けるとプラスになるし、
プラスとプラスはもちろんプラス
実際には存在しない数なんだけど、
電気屋は「j」を使う
だって、虚数よりも重要な電流をI(A)で表すから。