レギュレータの話・・その3(シャントレギュレータ) | dawnblue003のブログ

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クルマとバイクが好きなオッサンです。

所有車両
1、ダイハツ ハイゼットトラック(軽トラック)(平成16)
2、カワサキ・ZZ-R1100(平成3)
3、ヤマハ・シグナスXSR(平成25)
4、ヤマハ・メイトV50(平成01?)

レギュレータの、代表的なやつで、昨日とは別のタイプ、もう一個書いておきます。

 

もう、タイトルになっていますね。シャントレギュレータ

 

前回のシリーズレギュレータは、負荷の変動に対応して、直列に繋いだ素子の抵抗値を変化させるものだった。

 

それに対し、今回のは、シャントレギュレータ

 

 

負荷の変動に対して、電流を増減させて、回路全体の電流を一定にする事で、電圧降下を調整し、結果として、負荷電圧を一定にするものである。

 

回路みりゃ、判るだろ!

 

はい、おしまい!!







 

 

昨日、この回路で、抵抗値に比例して、R1とR2は、発電機の電圧を分圧すると書いた

電流(A)=電圧(V)/[抵抗(R1)+抵抗(R2)]

:抵抗(R1)+抵抗(R2)を先に計算しろよ、小学生も知ってるぞ!

 

でな。R2が車両の負荷(ライトやイグニッションや・・・)としたら、

昨日は、シリーズレギュレータでは、R1の抵抗値を変化させて対応するんだけど、

 

今日のシャントレギュレータは、

R3をR2に並列に配線する。

 

負荷は、変わらずにR2である。

 

R1の電圧降下は、R1×電流(A)になる。

昨日の回路で、電流(A)を20(A)としたら、

R1の抵抗は、0.15(Ω)と書いた

R1の電圧降下は、20(A)×0.15(Ω)=3(V)

R2の抵抗は、0.6(Ω)で、20(A)×0.6(Ω)=12Vとなって、

実は、シリーズレギュレータの抵抗値をそのまま、代入すると、R3は必要なくなっちゃうんだな。

 

R2の抵抗が1.2(Ω)になると、R3の抵抗も1.2(Ω)として、

並列に接続した、R2とR3の合成抵抗が0.6(Ω)になるように、負荷に対応して、電流を、(分流、回避)させ

ることで、R1に流れる電流を一定にするものです。

 

発電機の電圧が15Vなら、3Vの電圧降下になるように、R3の抵抗値が変化する

発電機の電圧が14Vなら、2Vの電圧降下になるように、R3の抵抗値が変化する

 

シャント(分流、回避、脇へ逸らす)して、電圧を一定にするから、シャントレギュレータ

 

 

 

 

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並列に接続した抵抗の合成抵抗の計算は、

合成抵抗(R3)は、(R1×R2)/(R1+R2)で計算出来ます。

各抵抗値の逆数に比例して電流が分流するのだ!

 

 

余談1

スイッチングレギュレータと呼ばれるレギュレータもあるけど、

これは・・・難しいから、やめとく(w

 

 

 

余談2

虚数(i)ってあるじゃろ?覚えているかい?

iは、二乗するとマイナスになる数、

マイナスとマイナスを掛けるとプラスになるし、

プラスとプラスはもちろんプラス

実際には存在しない数なんだけど、

電気屋は「j」を使う

だって、虚数よりも重要な電流をI(A)で表すから。