高校には色々な姿勢のところがあります。

 

 とにかく生徒に自由に勉強させるところ。

 

 補習や宿題を出しまくってがんじがらめにするところ。

 

 両極端を出しましたが,その中間のところもあります。

 

 それこそ学校の数だけ個性があります。

 

 校長先生が変わると学校の雰囲気が一気に変わるというのもよくある話。

 

 

 

 

 

 どちらが良いのかは生徒によって異なります。

 

 高田がいい生徒もたくさんいますし,他の学校に行った方がいい子もいます。

 

 いくつかの学校の特徴をお話ししていこうと思います。

 

 

 

 

 

 私が通っていた高校,「名古屋市立菊里高等学校」は,

 

 「自主自律」

 

 を校訓にして,生徒自身で全て考えて行動することが求められていました。

 

 宿題も補習もなし。

 

 補習をしたいとおっしゃる先生,受けたいと思っていた生徒がいたのですが,上層部から押し潰されました。

 

 

 

 

 

 

 生徒が教えて欲しいことを特定の生徒が集約して,教科担当の先生のところに行き補習をお願いするシステムの学校もあります。

 

 津高校がこのタイプだったかな。

 

 公立の生徒をあまり見ないので,そのあたりのことはあやふやです・・・。

 

 宿題はあまり出さないようです。

 

 生徒たちは比較的自由に高校三年間を過ごすことができます。

 

 そのため進学実績は四日市高校に大きく水をあけられています。

 

 ・・・でも,学校の値打ちは少人数制だけではない気がします。

 

 いくら少人数制が良いと言っても,高校三年間勉強しかしていなかった,大学受験が人生のゴールとなってしまったという例があります。

 

 こうなっちゃ悲しい・・・なんのために勉強してきたのか・・・。

 

 

 

 

 

 高田はかなり課題を出してきます。

 

 特に数学と英語の量は尋常ではありません。

 

 質もかなり高いです・・・難しい教材から大量の宿題を出してきます。

 

 よほど学習意欲が高い生徒でないと,到底やりきれません。

 

 置いて行かれている生徒も多数,中途退学する生徒もそこそこいるようです。

 

 理科の授業内容はかなり,いや,高校レベルの内容を一年生から学んでいます。

 

 高校二年生以上の地学で学ぶ内容を中学一年生が勉強しています。

 

 中学二年生の頃には「物質量(いわゆる「モル」)を勉強しています。

 

 化学反応式を書かせて,実際に反応した量の計算もさせてきます。

 

 力の作図,合成や分解(高校で学ぶベクトルの知識が要ります),力のつりあい,運動方程式など,高校二年生が苦しんでいる内容を,中学二年生,三年生の半年くらいで勉強します。

 

 理系出身の親御さまが定期テストの問題を見てかなり驚かれています。

 

 「こんなに難しいことをやっているんですね!」

 

 中学三年生で公立高校の一年生の内容に踏み込んでいます。

 

 しかも内容がかなり深いです。

 

 補習を盛んにしていまして,夏休みは相当の種類の講習が設定されていたようです。

 

 予備校並みやないかい・・・💦と思うくらいのラインアップ。

 

 

 

 

 

 処理速度の遅い子であれば,宿題をやってそれだけで終わってしまう子もいるでしょう。

 

 いや,こなしきれなくてついていけなくなる生徒も実際に出てきています。

 

 そういう子が取る手段は「坊主丸写し」。

 

 いくら浄土真宗高田派の総本山そばの学校とはいえ・・・。

 

 写してすぐに忘れてしまう,だから試験ではできなくて点数が取れなくて,気づいてみたら深海魚になっていたという事案が多いです。

 

 そういえば,東海中学校高等学校の「宗教」の定期試験は教科書持ち込み可で,「坊主丸写し」なのだそうです・・・内部の生徒からの情報。

 

 かなり古い情報ですが。

 

 

 

 

 

 自称進学校とされている学校は,かなり国立大学押しが激しいです。

 

 共通テストを五教科七科目受けるように言ってきます。

 

 私立に行くのをよしとしません。

 

 関関同立よりも地元の国立の方がいいと言ってきます。

 

 毎週のように模擬試験が入ってきて・・・それが自分の志望校のレベルと合わない試験だったり。

 

 それでも全部受けさせられて。

 

 記述式の試験でも,理系の高校三年生が国語を受けさせられています。

 

 まぁ確かに国語が二次試験にある大学はちらほら出てきていますが。

 

 昔は東大と京大くらいでした・・・理系が二次試験で国語を受けるのは。

 

 

 

 

 

 そして部活動もとても盛んで,運動部でなければ人にあらず,という空気のところもあるようです。

 

 朝から晩まで部活動の朝練に始まり,授業は七時限,その後の補習・部活動,そして家に帰ったら宿題をしなければいけない・・・。

 

 週末は部活動の練習やら遠征やら。

 

 ここのところは「働き方改革」の効果で先生の労働時間が減ってきていますから,生徒の部活動に充てる時間も減ってきているのでしょうか。

 

 部活動の地域移行が進んでいるとも。

 

 私立高校ではハードなままのところが多いようです・・・。

 

 朝は七時から,夜は十九時まで毎日練習・・・いつ勉強をすればいいのだろうと思っていたら,そういう子達は指定校推薦で大学には入れたりします。

 

 

 

 

 

 学校によっては塾に行くことをよしとしないところがあるようです。

 

 うちに来ていれば塾は必要ありません,と明言する学校もあります。

 

 民業圧迫やめてくれい💦

 

 おっと本音が漏れました。

 

 そういうところに限って授業内容の評判が良くないようです。

 

 私が生徒から聞く限りは,ですが。

 

 エビデンスも何もあったものではないです。

 

 

 

 

 

 一部の高校が予備校化しています。

 

 地元の国立大学に押し込むことを最大の使命にしているかのように動く学校が多いこと。

 

 これは考えものかな,と思います。

 

 あまり書くと炎上しかねないので,この辺りでやめておこうと思います。

 

 

 

 

 

 進学先は慎重の上に慎重を期して選んでください。

 

 

 

 

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp