最近、改めて考えていることがあります。それは、これからのONゼミナールの指導体制をどう作っていくかということです。
塾には、いろいろな生徒が来ます。
学校の授業についていけている子。
さらに上を目指したい子。
基礎から立て直したい子。
中高一貫校で苦しんでいる子。
中学受験後に燃え尽きてしまった子。
スマホや生活リズムの問題を抱えている子。
課題をため込んでしまう子。
質問ができない子。
自信を失っている子。
同じ「成績を上げたい」という相談でも、必要な対応はまったく違います。
ただ授業をすればよい。
ただ問題を解かせればよい。
ただ宿題を出せばよい。
それだけでは、十分ではないことが増えてきました。
もちろん、教科指導は大切です。
数学なら、定型問題を確実に解けるようにする。
英語なら、単語・文法・構文を積み上げる。
理科なら、基本概念を理解し、問題に使える形にする。
これは塾として当然行うべきことです。
しかし、それ以前に、勉強の姿勢そのものが崩れている場合があります。
何が聞かれているかを読まない。
途中式を書かない。
答えが合えばよいと思っている。
間違えた問題を見直さない。
課題を提出するためだけに埋める。
テスト前に慌てる。
普段は何もしない。
この状態では、どれだけ授業を受けても、なかなか力になりません。だから、これからのONゼミナールでは、教科指導と同時に、学習管理の部分をもっと整えていきたいと考えています。
具体的には、
今週やること。
学校の課題の状況。
定期テストまでの予定。
どの教材を使っているか。
どこでつまずいているか。
次回までに何を確認するか。
こうしたことを、より見える形にしていきたいと思っています。
これまでは、私の頭の中で把握していた部分がかなりありました。
誰がどの教材を使っているか。
どの生徒がどこで止まっているか。
どの保護者の方に連絡が必要か。
誰に声をかけるべきか。
誰が少し危ない状態か。
もちろん、少人数だからこそできることもあります。しかし、これからさらに安定した指導を行うためには、塾長の感覚だけに頼りすぎない仕組みが必要です。これは、機械的な管理をしたいという意味ではありません。むしろ逆です。一人ひとりをより丁寧に見るために、必要な情報を整理したいのです。
生徒の状況が見えていれば、声のかけ方も変わります。保護者の方への連絡も早くなります。テスト前の指導も具体的になります。アシスタントの先生にも、必要な範囲で任せやすくなります。今後は、アシスタントの先生方にも一部の生徒を見てもらう場面が増えるかもしれません。
そのときに大切なのは、ただその場で質問対応をしてもらうことではありません。
その生徒が今何をしているのか。
どこまでできているのか。
どこを確認すべきなのか。
次に何を見ればよいのか。
これが共有されていることです。
それがあれば、塾全体としての指導の質を保ちやすくなります。
一方で、ONゼミナールらしさは失いたくありません。大人数を一律に管理する塾ではありません。
一人ひとりの状況を見て、必要な指導をする。本人の性格や学校の状況も見ながら、現実的な提案をする。保護者の方とも必要に応じて相談する。この形は大切にしたいと思っています。
ただし、そのためには、今まで以上に仕組みが必要です。
感覚だけで回すのではなく、記録する。
その場限りにしない。
次につなげる。
危ない兆候を早めに見つける。
よい変化も見逃さない。
そういう指導体制を作っていきたいと思っています。
生徒数を増やすことだけが目的ではありません。
増えたとしても、指導の質が落ちてしまっては意味がありません。
むしろ、ONゼミナールとしては、少人数であっても、密度の高い指導を大切にしたいと思っています。
成績を上げる。
勉強の習慣を作る。
考える力を育てる。
自分で立て直す力をつける。
進路に向けて現実的に進む。
そのための体制を、少しずつ作っていきます。
まだ完成形が見えているわけではありません。試行錯誤もあります。しかし、今後の塾に必要なのは、熱意だけではなく、継続できる仕組みだと思っています。
ONゼミナールは、これからも一人ひとりを見ながら、より安定した指導体制を作っていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ONゼミナール代表 長田 俊将
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