昨日も身の危険を感じるレベルの暑さの一日でした。

 

 これが続くと思うと,体が持つかなぁと心配になります・・・。

 

 

 

 

 

 昨日のブログで「冷蔵庫を置こうかなぁ」と書きましたが,早速Amazonで注文しました。

 

 どうも木曜日に着くようです。

 

 その中には「ポカリスエット」「OS−1(経口補水液)」などを入れておこうと思います。

 

 もしも部活の後で来た生徒がしんどそうな顔をしていたら,まずそれを出そうと思っています。

 

 なんせ体育会系の生徒が多いものですから。

 

 昨日も真っ黒な顔をしてきた生徒がいました。

 

 で,授業が始まると目がトロンとして・・・😂。

 

 彼を起こすために,私がいるところに呼び出して,問題を解いてもらっていました。

 

 これを生徒たちは「監禁」というそうです」😂

 

 

 

 

 

 それにしても昨日の授業はちと大変でした。

 

 どうも生徒たちが苦手なところに差し掛かったのか,みんなが行き詰まっていました。

 

 6人生徒がいて,それぞれ進度やレベルがある程度違いますから,一人一人にやる指導は必然的に別々になります。

 

 

 

 

 

 一人の生徒に指導を一旦終えると,その次の生徒を呼び出し,その指導が終わるとまた次の生徒・・・その順番も適当でいいわけではなく,勉強している様子を見て決めなければいけません。

 

 次の生徒を呼ぶ際に,「トリアージ」みたいなことをしないといけません。

 

 どの子の指導を急がなければいけないか,どの子にしばらく待ってもらっていて構わないかを判断しないといけないということですね。

 

 学力的にピンチな子,苦手意識を極端に持っている子の優先順位がどうしても高くなります。

 

 

 

 

 

 

 それでも,全生徒にかける時間の差があまり大きくならないように,不平等がないように指導するように心がけています。

 

 私は教室の片隅に座って生徒の質問を受けたり,生徒と喋ったりしていますが,やっていることは病院の外来診察みたい・・・。

 

 カルテが堆く積まれ,患者を診ても診ても減らないカルテ。

 

 お昼ご飯を食べる暇もなく午後の診察が始まって,終わったらもうすっかり夕方・・・みたいな。

 

 

 

 

 

 かつてとある公立病院の内科にお世話になっていた頃がありましたが,その時の主治医の先生がすごかったのです。

 

 外来診察を終えると次回の予約を取るのですが,「10時くらい」で予約を取ると,先生は不思議なことをおっしゃいます・・・。

 

 「予約が10時台の5番目だから・・・12時くらいに来てくれればいいよ」

 

 「へ・・・?????」

 

 心の叫び:先生,何をおっしゃっているのですか?????

 

 時間帯指名の意味がない・・・丁寧に見てくださる先生で信頼していたので,文句は言わないで10年ほど通っていましたけれどね。

 

 12時台の予約なら,診察の順番が回ってくるのは15時くらい・・・😅。

 

 

 

 

 

 どうしてこうなるのかと言いますと,中待合で診察の様子が聞こえてくるので聞いていたら,どういうことかわかりました。

 

 とにかく先生,患者さん一人一人の訴えをしっかり聞いているのです。

 

 医療秘書の方や看護師さんに任せないで,自分で資料を取りに行かれて,患者さんに説明を始めたりします。

 

 世間話も本当に長く,当時私は医学部再受験に臨んでいた頃だったので,そういう話を毎回していました。

 

 すると,紙のカルテの片隅に,

 

 「医学部再受験を目指すとのこと。ガンバレー!!!

 

 と書いてくださっていました。

 

 あの時はうるっときたな。

 

 この頃は電子カルテが出てくる前で,X線もいちいちフィルムが出てくる時代でした。

 

 こんな調子で一人一人の患者さんの診察に10分以上かけていました。

 

 そりゃ自分の順番が回ってこないわけだ😂。

 

 

 

 

 

 入院中もこの先生はすごかったですよ。

 

 初対面の時は無愛想な先生だなぁと思ったものです・・・が,その印象はすぐに変わります。

 

 内科の上の立場の先生でしたが,研修医や若い先生に任せ切りにしないで,先生自ら毎日病室まで診に来てくださいました。

 

 その下の研修医の先生に至っては,一日に七回くらいいらっしゃっていたかな。

 

 寝ている暇なくどちらかの先生がみえるので,まぁ退屈しませんでした。 

 

 病棟回診の時も研修医の先生を何人か引き連れて来られていました。

 

 

 

 

 

 ある日の回診時の風景。

 

 処置をすることがあり,研修医の先生が必要なものを忘れていたことがわかった次の瞬間。

 

 研修医が気づく前に先生自身が気づき,スタッフステーションに必要な機材を取りに走って行かれました。

 

 研修医の先生は恐縮していて,「どうしよう・・・あんなに上の先生に器具を取りに行かせちゃった・・・本当は私が真っ先に取りに行かなきゃいけないのに」

 

 と仰っていましたが,この先生は考えるより体が先に動いちゃう先生なんでしょう。

 

 自分が立派な肩書を持っているからと言って,決して偉ぶらないですし。

 

 もちろん診療能力はしっかりと高い・・・と思いました。

 

 そこが患者さんから人気があった理由でしょう。

 

 患者さん一人にかける時間も外来でおよそ10分。

 

 公立病院の一時間の診察枠は基本的に12枠ほどで,その枠の中で診察を進めようと思ったら一人お患者さんにかけられる時間は5分くらい。

 

 しかし,私の主治医となったこの先生は6人くらいしか診られません。

 

 十年間かかっているうちに,いつの間にか主治医の外来診察枠が一時間に6枠になっていました。

 

 受付の看護師さんも悩みに悩んだ末の決定だったと思います。

 

 

 

 

 

 医師をされている方がこのブログをご覧になっている場合,この内科医に関しては賛否はあると思います。

 

 もっとたくさんの患者を診るべきではないのか。

 

 専門外のことは専門家に任せた方がいいのではないのか。

 

 予約時間に間に合うように診てこそプロなのではないか。

 

 研修医に色々と経験を積ませて勉強させないといけないわけで,先回りしてなんでもしてあげるのはどうなのか。

 

 でも言わせていただきたい。

 

 この先生には本当にお世話になったし,心から感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 ここから塾の話に戻ります。

 

 一人一人のことをしっかり見ようと思うと,一人にかける時間はどうしても長くなります。

 

 本来は講義で指導できればいいのですが,生徒が来る時間帯がバラけているので難しいです。

 

 来年度以降,時間割を再編することになりますので,その際に考えようと思います。

 

 まぁでも,その場にいる生徒全員がそれぞれの学習内容で躓いている場合,一人にかける時間は相当長くなります。

 

 一から説明しなければならないならば,その分さらに時間が増えます。

 

 ある程度自分で勉強を進められている人は,ちょっとばかり放っておかれるのではなか・・・と心配していたのですが,見事に杞憂に終わっています。

 

 問題の難易度調整のおかげで,全員満遍なく躓いています・・・。

 

 躓くポイントなりレベルなりは一人一人違い,それが授業をスムーズに進められない原因になっていますが・・・。

 

 

 

 

 

 生徒はまさに外来診察を待っている患者さんに見えてきます。

 

 予約時間になったのに一向に順番が回ってこない・・・。

 

 だんだんイライラしてくる人も出てくるかも。

 

 不安にもなることでしょう。

 

 そのことは重々承知で,本当にこちらも辛いです。

 

 一人一人にきっちり教えるとは言っても,その間はその他の子に指導ができないわけで。

 

 必然的に順番が回ってこない生徒は「指導してもらえなくて放っておかれている」と感じやすい状況になっています。

 

 トリアージの結果が「緑」になっているのかなぁ・・・と思ってしまうみたいです。

 

 自分の実感では「赤」なのに,先生が勝手に「緑」にして,すぐに診てもらえない。

 

 私・僕だってわからなくてしんどいのに・・・早く疑問を解決して帰りたいのに・・・講師が他のできない子に指導にかかりっきりで,自分に順番が回ってこない・・・。

 

 大学病院とかで診察待ちをしている時の心境に近いのかなぁ・・・例えが良くない気もしますが。

 

 この時の生徒の不安・不満を拾い上げることを怠ってはいけません。

 

 今後の時間割編成の参考にもなりますし。

 

 あまり人数を入れすぎると,指導に無理が出てくるのは当然の話です。

 

 私がワンオペで指導していますから,生徒は私の手が開くのを待っていないといけません。

 

 そこは本当に申し訳ないと思っています。

 

 

 

 

 

 本当にごめんね🙇‍♂️

 

 そう思いながらも,せっかく目の前にいる生徒と向き合うチャンスを生かさないといけないと思い,きっちりと指導をしようとしてしまいます。

 

 単純に説明するだけではダメなので,ヒントを出してその場で問題を解いてもらいます。

 

 だから,単純な問題解説の倍くらいの時間がかかります。

 

 こうして生徒は夜遅くまで「監禁」されることになるのです。

 

 何度も言いますが,本当に悪いと思っています・・・。

 

 でも,これがいまのところの精一杯であることをご理解いただきたいと思います。

 

 もちろんもっとスムーズに指導ができるように,的確にポイントを押さえた指導ができるように,自己研鑽を積んでいきます。

 

 

 

 

 

 昨日の指導が終わったのは,22時10分過ぎ。

 

 自宅の最寄駅に向かう最終列車に接続する近鉄は「22時25分発 ひのとり621列車」です。

 

 インターネット発券サービスでチケットを押さえて,塾がある3階から下に駆け降りて・・・すると,何かがないことに気が付きます・・・。

 

 「あ!定期券がない!!」

 

 もう一度教室に上がって,色々とひっぺがしていると,果たして定期券が出てきました・・・。

 

 ちゃんと整理整頓をしておかないといけませんね!

 

 でも,こんなことをしていたらひのとりに間に合わず,その次の特急23時1分発で名古屋に向かいました。

 

 名古屋着は4分ほど遅れて23時54分ごろ。

 

 名古屋発の自宅方面に向かう本当の最終列車が23時59分発。

 

 ちょっと前までは0時20分発などというありがたい列車もあったのですが,さきごろのダイヤ改正でその役目を終えることになりました。

 

 要するに,23時に津駅を出ないと,その日のうちに自宅に着けない可能性が爆上がりすると。

 

 

 

 

 

 今回は途中からタクシーで自宅に向かいました。

 

 ここのところあまりタクシーに乗らなくなった私。

 

 昔よりタクシー料金が2割ほど上がっていました。

 

 物価上昇の波が激しすぎますな・・・。

 

 まぁこれが運転士不足に悩む業界のささやかすぎる応援になっていればいいのですが。

 

 

 

 

 

 

 ここで突然ですが,生徒諸君にお願いがあります。

 

 全く勉強していない状態で塾に来るのは感心しません。

 

 前にやったことを振り返ると,次回にやることはだいたい予想がつくはず。

 

 やると思ったところを講師に言われる前にやってしまうことをお勧めします。

 

 わからないことがあってもいいですから,一回も見たことがない状態で授業を受けに来ることがないようにしてください。

 

 学校の授業内容は理解してきてくれるとありがたいです。

 

 何もかもわからない状態では,他の生徒の指導ができなくなる可能性があるので。

 

 ただし!今いてくれている生徒は心配しないでください。

 

 なんとかうまくいく方法を考えています。

 

 人によっては時間帯や曜日の変更をお願いする可能性がありますが,どうかご了承ください。

 

 皆さんにより内容の濃い授業を受けてもらうためのものです。

 

 どうか皆さん,ご理解とご協力をお願いします。

 

 

 

 

 

 もちろん,問題のとき直しを含めた復習をしてもらわないと,人間は「忘れる生き物」ですから,二週間ほどで綺麗に忘れることだって普通です。

 

 

 

 

 

 何回復習をすればいいのか,と良く聞かれますが,十回はしましょう!

 

 二回や三回ではまだまだ。まだなかなか覚えられないことがあるはず。

 

 どれだけでも復習をして,授業で触れた問題をきちんと考えて解けるように覚えてしまいましょう。

 

 

 

 

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp