ONゼミナールは中高一貫の生徒を主な対象にしている塾ですが,公立中学校や高等学校の方も受け入れております。

 

 藪から棒に何を言い出すのか・・・。

 

 ちなみに中学三年生クラスだけはいっぱいになっています。

 

 あと,高校三年生(六年生)も夏休み以降は受け入れができません。

 

 今がギリギリかな・・・相当な覚悟を持っていただかないと多分ついていけません。

 

 

 

 

 さて,私は公立中学校の出身でして,高校に入ってからすぐに中学校と高校の数学の内容の差に圧倒されました。

 

 先生はものすごいスピードで授業を進めていかれます。

 

 白衣を着た「タラちゃんヘア」の先生でしたが,

 

 「はい!!ノートをとっても無駄無駄無駄!!話をしっかり聞く!!」

 

 「はい!!教科書ガイドをしまって!!授業を聞いて!!」

 

 と言いながら目にも留まらぬ速さで黒板を書いて,授業を目一杯して教室を颯爽と去っていかれました。

 

 テストの返却の時,それはそれは真っ赤なお花がたくさん咲いていて・・・「赤点」という試験の後だけ咲くお花です・・・先生は節分の豆まきみたいに答案を教室に「撒いていた」のです。

 

 みんな・・・私もですが・・・自分の点数を見られるのが嫌なので,神社のもち投げの時みたいに答案をいち早く拾いに行きます。

 

 そして自分のテスト結果を見て,今回も真っ赤な花を一輪咲かせてしまったことを知るのでした。

 

 あーーー追試が私を待っている。

 

 

 

 

 それでいて補習なし,宿題は最初のゴールデンウィークと一年生の夏休みにあっただけ。

 

 あとは勉強しなければ「ほったらかし」。

 

 それでも授業は矢の如く高速で進んでいきます。

 

 それも問題のレベルがとても高くて。

 

 昔はそれなりにできていたつもりでしたが,からっきしわからなくなってしまいました。

 

 それで,いっときはまるで数学の勉強を諦めたみたいになって。

 

 さぁて,文系に行くぞっ,と三年生進級時に希望進路を「文系」と書いたわけです。

 

 ・・・が,それを許してくださらなかった当時のクラス担任の先生。

 

 物理の先生でした。

 

 「君は理系に行ったほうがいい」

 

 「え??」

 

 頭の中にでっかいクエスチョンマークが出てきました。

 

 それでも押し切られて理系のクラスに・・・家族にど叱られ,友人からは呆れられ。

 

 もう三十年以上前のことなのですね・・・。

 

 

 

 

 と,思い出話をしている場合ではありません💦

 

 公立中学校に通っている皆さん。

 

 今のままでは高校に入ってから数学や英語のギャップに苦しむことになります。

 

 私立の編入でなくても,津高や津西,四日市高校など進学校に入ってしまったら,高校の授業が始まった瞬間に数学や英語で落ちこぼれる可能性が高いです。

 

 まだ私は日頃通っていた塾の私立編入向けSクラスや河合塾の講義があったので,なんとかなっていた方のようでした。

 

 特に英語はあまり勉強しなくてもそこそこの成績をキープできていました。

 

 数学は見るも無残な成績でしたけれどね。

 

 まぁでも中学校の頃に周りの子より高いレベルのことを勉強していたことは良かったと思います。

 

 

 

 

 中学校の教育課程の内容だけをしていては,高校に入った瞬間に落ちこぼれます。

 

 学校の内容から外れたことをしない,という塾に通っていて,いざ進学校に進んだ時,数学や英語の授業で地獄を見ることになります。

 

 とにかく一問一問の計算量が違う,計算に工夫がいる,高校レベルの知識があったほうが楽に解ける,図形問題で閃いた経験を積まないとできない問題・・・色々出てきます。

 

 公立高校を目指すだけの授業受けていては,高校に入ってから伸び悩む可能性が出てきます。

 

 数学のとっつきにくさが原因で,自分の夢を諦めることになっては・・・あまりにもったいないと思います。

 

 英語も数学もやれば結構成果が出る教科です。

 

 理科はもっと時間対効果が高い教科です。

 

 化学はまずは有機化学を仕上げて,理論・無機化学をしていくのが一番。

 

 ・・・ある位程度の基礎知識は前提とします・・・モルや共有結合,水素結合を知らないで有機化学をするのは無理がありますから。

 

 でも,ある程度の基礎知識を持った上で有機化学をやれば案外簡単に得点源になります。

 

 その勢いで理論化学と無機化学を攻めていきましょう。

 

 化学は出てくる問題が割と決まっています。

 

 プロの授業がよく「効きます」。

 

 出ることが短時間で学べるからです。

 

 物理はちょっと時間がかかるな・・・。

 

 まぁでもいずれはできるように訓練していきます。

 

 

 

 

 高校に入ってから部活動や課外活動をしたいと言う方は多いです。

 

 それはもちろんいいのです。

 

 なんであっても何かに頑張る若い人の姿は魅力的で,私はそんな人たちから元気をいただいています。

 

 高校時代にやりたいことをして,最高の青春時代を過ごして「燃え尽きて」欲しいと思っています。

 

 燃え尽きた後の灰は,不思議な力で蘇り,人生を前向きに生きる力に転化しますから。

 

 

 

 

 

 でもね,忙しい合間を狙って勉強をする時間を作って欲しいのです。

 

 「そんなの無理ですー」と言う方もいますが,

 

 「甘ったれるんじゃねぇ💢時間を見つけてやりなさい!」

 

 と一言言うだけです😂。

 

 大学を受けると決めた以上,時間を見つけて受験勉強をしていかないと。

 

 進学校にいるのなら,それなりのクオリティーの勉強をしないといけません。

 

 でも,これまでの自分が高校入試までの勉強しかしていなければ,高校の数学や英語の勉強はなかなかままなりません。

 

 中学校時代から継続的に大学受験を意識した授業を受けておくのが大事だと思います。

 

 大学入試に間に合うようにカリキュラムを考えて,早め早めに学んでいくことが大事。

 

 

 

 

 

 公立中学校の生徒さん,うちの塾にいる場合はちょっとレベルの高いことを学んでいただいています。

 

 大体中高一貫校の高校編入試験くらいのレベルのことをしています。

 

 地域の公立中学校で上位にいる生徒でも,ほとんどできないことも珍しくありません。

 

 学校の試験ではいい点数が取れていますし,学校の宿題は早めにきっちり出しています。

 

 そして内申点も昔の私なぞより高い点数をたたいています。

 

 ・・・でも,圧倒的に力が足りないから,問題が解けない・・・。

 

 中学校の頃は塾でものすごく頑張っていて,すごくいい成績を取っていたとしても,高校に入って大コケ・・・しつこいですが,こういうケースは年間でかなりの数見ます。

 

 

 

 

 

 今は愛知県の公立高校の入試問題が様変わりしていますけれど,二十年くらいまでは非常に簡単でした。

 

 私の中学校時代を思い出しても,レベルがあまり高くありませんでした。

 

 

 

 

 

 大学生になって公立中学校の生徒たちに理科や数学を教えるようになっても,授業内容のレベルがあまり高くないことに疑問を感じていました。

 

 当時の愛知県の高校入試の入試対策,アルバイトをしていた塾で理科の指導を任されていましたので,そのとき私はどうしていたかお話しします。

 

 5回分くらいの塾専用模擬テストを生徒に解いてもらう。

 

 私が採点して答案を返す・・・その時に私は正解率や生徒が答えた誤答を控えておきます。

 

 もちろん生徒ごとの点数も出します。

 

 その答案を見ながら授業をしていきます。

 

 覚えるべきことが絞られていましたから,プリントをガンガン作って覚えてもらっていました。

 

 B5二十枚くらいか・・・,5回のテストを繰り返しながらちょっとずつ配っていました。

 

 彼らは試験直前になるにつれて面構えが変わってきました。

 

 そして,最初は半分取れなかった生徒たちが,平均点8割を超えるようになりました。

 

 

 

 

 これ,私が優秀な講師だとアピールしているように見えると思います。

 

 でも,はっきり言います。

 

 全然違いますから。

 

 愛知県の公立高校の入試は,旭丘に入りたければ95%以上は取らないといけませんでした。

 

 その下の菊里で90%台前半か・・・。

 

 それくらい問題が簡単だったということ。

 

 そして同じことが繰り返し出題されていて,どんな問題が出されるか予想するのも簡単だったのです。

 

 出てくることがわかっていたので,その内容を先に教えていたのが成績急上昇の原因だったのです。

 

 

 

 

 さすがに東海や滝を受験する場合にはその程度の勉強では太刀打ちできません。

 

 公立高校の試験を受けるためだけの勉強では,東海や滝には受かりません。

 

 ましてやその上のラ・サールや開成などは夢のまた夢。

 

 ら・サールの高校編入試験の合格者の点数が半分を切っているのを見て,

 

 「あ!この程度なら頑張ればいけるかも」

 

 と思ってしまった愚か者が,負け犬のオーボエを吹きます・・・じゃなくて負け犬の遠吠えをしますわおーんわんわん🦮🐕🐕‍🦺

 

 ラ・サールの問題,名古屋市の本屋さんまで行って買ってきましたが・・・なんとびっくり!

 

 手も足もでねぇ・・・できる気がしねぇ。

 

 3割取るのが精一杯💦

 

 当時通っていた塾の先生からも,

 

 「長田くん,さすがにラ・サールは無理だよ」と言われてしまいました。

 

 

 

 

 でも,私立中高一貫校の編入を受ける生徒がそこそこいたため,塾の授業がない土曜日を使って「Sクラス」という私立編入試験受験クラスを作ってくださいました。

 

 塾専用教材で中高一貫校の編入試験の問題を解いていきます。

 

 問題は「開成」だの「筑波大附属駒場」だの,「清風南海」だの,「洛星」だの,「東海・滝」だの,それなりに重たい問題のオン・パレード。

 

 特に英語と数学ですが,この授業にはずいぶん助けられました。

 

 あとは河合塾の冬期講習に参加したことも大きかったです。

 

 いかに自分の勉強が甘かったのかを知ることができましたし,もっと上の内容を勉強することができたことも有意義でした。

 

 知らない問題の解きほぐし方を知るのが楽しかったですし,高度な文法事項を覚えるのも楽しかったのです。

 

 社会科で言うと,みんなが答えられない用語を答えられると実に快感でした。

 

 「富栄養化」「ジャンヌ・ダルク」「白瀬矗」「上杉鷹山」など・・・。

 

 ちょっとマニアックな内容でも答えることができるところまで鍛えていただきました。

 

 

 

 ただ,理科はかなり伸び悩みましたね・・・。

 

 河合塾の高校入試用模擬試験でも,総合順位では名前が載ったのに,理科の偏差値が50以下を叩き出してしまったことがあります😂。

 

 あぁ,僕は文系に行くのかなぁ・・・でも数学の図形問題で閃くと気持ちいいんだよなぁ。

 

 

 

 

 

 英語も授業を受けるごとに知らない単語がどんどん減っていきます。

 

 初めはてんで読めなかった英文が,すらすら読めるようになってきました。

 

 中学校最後の学年末テストの英語の平均点は42点でしたが,私は中学三年間通して初めての100点をいただきました。

 

 私がいた中学校では80点を超えると「GOOD」,90点を超えると「VERY GOOD」,そしてそして100点を取ると「EXCELLENT」と書いていただけました。

 

 ずっともらいたかった「EXCELLENT」,中学校最後の試験でいただけたのは本当に嬉しかったです。

 

 しかも平均点が42点という,かなりハードな試験で。

 

 

 

 

 

 国立大学に進みたいと強う願うならば,私立中高一貫校並みの授業をしてくるところを探したほうがいいと思います。

 

 

 

 

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp