おはようございます。

 

 これから人形劇の稽古に出かけますが,まだ少し時間があります。

 

 ちょっとここで書いてから出かけようと思います。

 

 

 

 

 何もわからなかった幼稚園〜小学校までの間,「社会性≒0」でした。

 

 ・・・なら今はどれだけあるんじゃい?と言われたら,答えに窮しますが😅。

 

 中学生になってからもこの傾向は続き,自分のこだわりだけは強く,曲げたくないものは曲げない。

 

 しかし辛いものからは逃げたい。

 

 そんな困ったちゃんでした。

 

 でも,それで周りの大人をどれだけ引き摺り回したか。

 

 この傾向は高校生まで続きました。

 

 とりあえずやってみて,辛い状態になったら逃げ出す。

 

 なんなら本当に病気になってしまう・・・。

 

 いらない能力を身につけてしまいました。

 

 こんな状態のままでは,社会で活躍できません。

 

 それでも周りの人に助けてもらい,高校を卒業するところまでは来られました。

 

 

 

 

 しかし,「文系頭」のまま浪人生活に入り,数学や理科から逃げられない現実を目の前にして,ちょっとだけ変わったのかもしれません。

 

 腰を据えて勉強しないとどうしようもなくなる・・・。

 

 初めて辛いことから逃げるのをやめました。

 

 

 

 

 人生を過ごしていると,何かと後悔があるものです。

 

 あとからやらなかったことに対する後悔をするのは,実は辛いことでもあります。

 

 あのときやっておけばよかった,と言っても,後からでは取り返しがつかないことが多いものです。

 

 厳しきかな,人生。

 

 いや,厳しいのではなく自分が自分に甘いだけか。

 

 周りに強い人がたくさんいたから,逃げ出すことは何ともありませんでした。

 

 逃げたその時は一時的に穏やかな時間が流れます。

 

 しかし,逃げてしまった後悔が自分を襲います。

 

 どうしてもうちょっと頑張らなかったのか。

 

 やりようがなかったのか。

 

 

 

 

 もう逃げないと決めた私。

 

 やるならとことんやろう,という考え方に転向しました。

 

 いや,初めて自分の意思を持って行動するようになりました。

 

 名古屋に帰ってきて人形劇を始めたのも自分の意思。

 

 半年間引きこもったとはいえ,その後化学の勉強に青春を捧げたのも自分の意思。

 

 卒業後,一年間フリーターをしながら再受験のために頑張ったのも。

 

 やらない後悔より,やってしまった後悔の方がマシ。

 

 結局受験はダメでしたが,最後まで逃げないで戦ったので後悔はないです。

 

 むしろ受験が終わった時に十分戦ったという満足感に包まれました。

 

 もうやることはやった。

 

 残念な結果なのに,気持ちは非常に落ち着いていました。

 

 

 

 

 予備校講師も長いことしてきました。

 

 ときには授業のダブルブッキングをして迷惑をかけることもありました。

 

 仕事を詰め込みすぎて体調を崩し,体が動かなくなることもありました。

 

 医師の指示で休養したことも何度かありました。

 

 それでも長い間周りの協力のおかげで続けることができました。

 

 

 

 

 他の人が経験できないことをどんどんしよう,と考えていました。

 

 普通にサラリーマンをしていたらできないことを。

 

 その結果,サラリーマンの方と同じくらいの苦労をさせていただけたかな。

 

 私なりに社会に揉まれてきました。

 

 決して甘いものではありませんでしたが,何とかこれまで泳いできました。

 

 

 

 

 若い人の夢になろう,と甘いことを考えていたこともあります。

 

 ・・・あ,今もそうか。

 

 性懲りも無く。

 

 かっこいいところばかりではありませんが,あぁこういう大人がいるのだな,大人になるのもそう悪いことではないなと思ってもらえるような存在でありたいと思っています。

 

 大人になりたくない・・・と思わせるのは絶対に嫌です。

 

 とはいえ,世の中は厳しいのですけれどね。

 

 

 

 

 

 予備校と並行して携わることになったONゼミナールも,今年でそういえば20年目です。

 

 あぁそうか,人生のほぼ4割をこの塾で過ごしたのか。

 

 長い間休んだことがあるにも関わらずクビにされずに講師を続けることができました。

 

 予備校もそうですが,ONゼミナールの先代にも助けていただきました。

 

 

 

 

 先代がなくなり,私が経営を引き継ぎました。

 

 その後の長いトンネル。

 

 正直投げ出したくなったことも一度や二度ではありません。

 

 本当に思い詰めていたこともありました。

 

 そのときですら,周りにいる若い人の頑張る姿を見て元気をもらい,重苦しい気持ちを払拭してきました。

 

 友人であり,生徒たちであり,たまたまYoutubeで見つけた吹奏楽部だったり。

 

 

 

 

 もらったものは自分の分を足して次の人に繋げていきたいと思っています。

 

 目上の人からしていただいたことを,周りの人からかけてもらった情けを,自分の分を足して次の人に。

 

 これは「やってあげる」のではなく,以前やってもらったのだから当然だと思ってやります。

 

 そしてその流れがずっと続くように願っています。

 

 

 

 

 お金だけでなく,いろいろと世間の回りものがあります。

 

 生きていくために大事なもの,ことを循環させていくことができる人間でありたいと思っています。

 

 なんだかんだ書いていたらそろそろ出かける時間です。

 

 雨の中ですが,人形劇の稽古に行ってきます。

 

 皆様いい日曜日をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp