今も昔も学校の先生は色々。

 

 それは私たちも同じで,他人の数だけ個性があります。

 

 他の人が自分と考え方が違うと,それをどーのこーの言いたくなることも・・・ときにはあります。

 

 でも,皆さん。

 

 悪口はだめですよ。

 

 親しき中にも礼儀あり,親しくなかったら尚更気をつけてほしいものです。

 

 

 

 

 それでも言いたいことが出てくることがあります。

 

 

 

 

 今朝の毎日新聞で,愛知県の学校で起きた悲しい事案についての記事を読みました。

 

 周りの生徒から心無いことを言われて,その事実を日記に書いて訴えた。

 

 そうしたら花マルをつけて返却しただけ。

 

 ちょっと前にも同じようなことがありました。

 

 関西の学校だったかな・・・。

 

 日記の添削が流れ作業になっているのでしょう。

 

 字さえ書いてあれば,内容は読まないで検印代わりの花マルをつけて返却。

 

 もしこれが本当だったとしたら,ものすごく悲しいです。

 

 あなたはこの子に起きている問題から目を逸らすのですか。

 

 忙しくて見る暇がないのですか。

 

 あなたも大変な状況にいて,目の前の子供に起きている問題に介入する余裕がないのですか。

 

 部外者の勝手な一言なので,あくまで想像でしかものが言えません。

 

 学校そのものの体制を見直すべき時なのかも知れません。

 

 大変な思いをされている子どもが,ひとときでも早く心の平穏を取り戻せることを願うだけです。

 

 

 

 

 またある学校での話。

 

 生徒が自習時間に勉強をしていました。

 

 今習っている範囲が終わったから,次に習う範囲の問題を教科書を読みながら解き始めました。

 

 その様子を先生に見られ,咎められたという話です。

 

 「習っていないところを勝手にやらないで」

 

 と先生が言ったとのこと。

 

 先生にもお考えがあると思います。

 

 でも,自発的に学ぼうとする気持ちを踏み躙っているかも知れない。

 

 このことに想いが及んでいるのでしょうか。

 

 あるいは,中途半端に進めると躓いてしまう恐れがあるから,とりあえず問題を解くのを待ってほしいと思っているのかも知れません。

 

 それならそれで,子どもに理由を話すべきかと。

 

 

 

 

 正直申し上げてこのタイプの事案には頭に来ています。

 

 どうして自分から先に勉強をしようとするのを止めようとするのか。

 

 みんな平等に進めるということなのか。

 

 一人だけ飛び抜けてできる子をつくりたくない,できない子を作りたくない,学校の勉強がちょっとできるくらいで思い上がった人間になってほしくない・・・

 

 いろいろな想いはあると思いますが,自分から進めようとしていることなのだから。

 

 別にそれで誰かが迷惑を被るわけでもないのだから。

 

 

 

 

 医学部の参加型臨床実習に,解剖学を学んでいない学生が「先に学んでおきたいから参加したいのですが」と言ってくるのとは次元が違います。

 

 これは進級時に試験を二つ受けて,合格してスチューデントドクターとして認められないとできないこと。

 

 そのための勉強をしていない人が「先に勉強したい」と言って参加することがあると,病院を受診する患者が被害を被る可能性が高まります。

 

 これは絶対にあってはならないこと・・・

 

 と極端な例を持ち上げてきましたが,学ぶための資格が必要な場合もあるということ。

 

 

 

 

 翻って見るに,小学校から高校までの内容,しかも5教科の内容で

 

 「学ぶための資格」がある内容って・・・

 

 そんなもの,どこにあるというのでしょう。

 

 先生が被害を被るということなのですか。

 

 そんなのあなたの被害妄想でしょう。

 

 妄想に生徒を巻き込まないでください。

 

 伸びようとする目を摘み取らないでください。

 

 もし先生にお考えがあるのなら,生徒・児童にはっきりとその理由を話してあげてください。

 

 

 

 

 それが言えないのなら,生徒の前向きな勉強姿勢を否定しないでほしいと思います。

 

 

 

 

 と,ずいぶん感情を入れてお話ししましたが,二つ目のことは中学時代の私のことです。

 

 塾であらかじめ学んでいたけれど,学校でまだ授業していただいていない範囲の問題を解いていたことがありました。

 

 その時に先生に叱られてしまいました。

 

 勝手に先に進むんじゃない,と。

 

 理由も何もあったものではないです。

 

 当時の私は何か口答えすることができませんでした。

 

 というか,アラフォーになるまでパートナーからされた虐待に対して,相手に何も言うことがきなかったという過去があります。

 

 

 

 

 

 話がずれて申し訳ありません。

 

 全部自分が悪いんだ,と泣き寝入りという名の思考停止。

 

 先生の言うとおりにしていればいい,親の言うとおりにしていればいいという教育を素直すぎる姿勢で受けていたからかな。

 

 何も考えないで前に進んでいたような・・・つもりでいて,大人への階段の踊り場をうろうろしていただけなのかも知れません。

 

 成人してから20年以上,何をしとるんじゃ私。

 

 これは経営者になってからも尾を引きました。

 

 今の歳になって自分は大して成長していないと思っていますが,これだけは言えます。

 

 お互いに気を遣おうよ。

 

 されて嫌なこと,言われて嫌なことを言うのはやめよう。

 

 成長しようとする芽を摘むのはやめよう。

 

 「修正」は後からでもできるから。

 

 というか,生徒が自分で気づいて,自分で直すのが一番いいと思います。

 

 そのための方法を学んでほしいと思って,毎日指導をしています。

 

 

 

 

 あ,業務連絡をここで。

 

 宿題は早めにやりましょう。

 

 先生に言われていなくても,学校の試験の範囲になるとわかっているところは言われる前にやってしまいなさい。

 

 試験数日前に数十ページも溜め込んで,満足な勉強なんてできませんから。

 

 学校の先生が試験五日前に数十ページの問題集をやってこいと突然言い出すことて,普通はないと思いますけれど・・・。

 

 まぁ生徒が勉強したくないがために嘘をついている可能性がないとも言い難いですが。

 

 

 

 

 

 最後の方,グダグダ言ってしまいました・・・🙇‍♂️

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将