相次いで自治体の首長の方が辞職届を出されたそうです。

 

 原因は「ハラスメント」。

 

 「女子職員の体に触る」

 

 「部下に『お前の脳みそは鳥以下だ』」

 

 など,確かに破廉恥極まりないです。

 

 もしそれが本当ならば。

 

 でも,そんな人を選挙で選んだ住民にも責任がありますよ。

 

 投票に行かないということを選ぶのも,選挙の結果につながります。

 

 投票に行かなかったから,本来当選するべきではなかった人が当選することもあるわけで。

 

 

 

 

 それにしても,コンプライアンスの声があまりに喧しくて,いったい何をすればいいのか,何を言えばいいのかわからなくなってきています。

 

 昔は平気で放映していたアニメにも,今では絶対に放映できないものがたくさんあります。

 

 小学生がホルモン焼き屋を経営していて,お父さんはあちこちでギャンブルと喧嘩とか。

 

 私,大好きだったのですが・・・「ジャリん子チエ」。

 

 でも,いまでは児童虐待にあたると言われるそうな。

 

 そりゃそうですわな。

 

 

 

 

 

 「お清潔」な世の中にして,子どもたちに汚いものを見せない,そういう教育の仕方もありだと思います。

 

 学校の先生たちも,児童・生徒をどう指導しようか悩んでいると思います。

 

 本気で指導することを諦めている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

 

 本気を出すと,何を言い出すか,何をしでかすかわからなくなり,もしそれが問題になってしまったらあっという間に失業者になりかねません。

 

 昭和の昔とは違うのだ,と言われれば,そうですねとしか言えませんわな。

 

 毎日のように忘れ物をしてくる子どもの背中に,

 

 「私は忘れ物の天才です」

 

 と書かれた紙を貼り付けて,その日じゅう晒し者にした先生がいました。

 

 先生の思いとは関係なく,今日日では間違いなく問題にされるでしょう。

 

 いじめられっ子が教室で「ボコられて」いるのを目撃した先生が,弱い子を助けようと「ボコっている」子どもたちに殴りかかってしまったら,それは「体罰」になってしまいます。

 

 まぁ,「パワハラ」ですな。

 

 先生にそんな意図がなくても,そんなものはどうでもいいとばかりに「ハラスメント」にされてしまいます。

 

 実力行使をしなければ,その子どもはひどい怪我をしていたのかもしれないのに。

 

 「やめんかい,ゴルァ!💢」と怒鳴ったところで,言葉が通じないこともあります。

 

 こういう時は説得をしようとか,無理なこともあります。

 

 そういう時に子どもがボコられているのを黙って見ているしかないのでしょうか。

 

 何人か先生を呼んできて止めに入れって??その間に大事が起きたらどう責任を取るのですか??

 

 取れないでしょう。

 

 文字通り取り返しのつかないことになりますよ。

 

 

 

 

 塾や予備校の講師が破廉恥な行為をして,世を騒がせた事実は承知しています。

 

 ここに出すことも憚られる,恥ずかしい行為がたくさんありました。

 

 そういうものはもちろん論外です。

 

 断罪されて然るべきだと思います。

 

 犯罪が起こりにくい世の中を作ることが大事。

 

 外から見えないから不安になるのでしょうね。

 

 私ができることと言ったら,塾の様子を見えるようにすることかなぁ。

 

 安心して見ていただけるように塾の環境を整えて,お手洗いはもちろんきれいに。

 

 教室のドアが重い鉄製なのはどうしようもないのですが・・・。

 

 どこかの予備校の講師室みたいに全面ガラス張りにしようと思ったら,とんでもないお金がかかりますし・・・そもそも生徒が嫌がるか・・・。

 

 あの塾,「金魚鉢」って呼ばれているんだよって言われたら,私は大笑いしてしまいそう。

 

 冗談はさておき,悪いことができない環境を作るのは大事だなと。

 

 

 

 

 そして,経営者ですから,私は塾に関する全権利を握っています。

 

 そして責任も全部私にあります。

 

 英語の授業に関する権限は,全て担当講師の先生にお任せしていますが,その責任は私にも降りかかります。

 

 私は自分の責任において,生徒に全力で接しています。

 

 事実は人の数だけ存在しますから,生徒がどう思うかは分かりませんが,できる限りのことをしてあげたいと思って毎日接しています。

 

 あまりに厳しいことを言ってしまうこともあると思います。

 

 昔在籍していた予備校で,講師対象の「人権問題研修会」を毎年受けていまして,その中で出てきたような文句は使わないようにしています。

 

 いわゆる「不快語・差別語」といったもの。

 

 最大限,使わないように気を配っています。

 

 何も考えていないように見えて,案外気は使っています。

 

 あ,そこ!笑わないでくれ!!こっちは本気なんだよ。

 

 

 

 

 当たり前のことですが,私は塾の生徒に絡む限り,生徒のために行動をします。

 

 本気でぶつかっていこうと思っています。

 

 遠慮はしませんぜ。

 

 もちろん人間関係ですから,快適な方がいいに決まっています。

 

 それでも,私はあなたの役に立ちたいのです。

 

 だから,足りないものはズケズケと言います。

 

 できていないことははっきりと指摘します。

 

 やっていないことはガンガン叱ります。

 

 

 

 

 できないこと「だけ」で怒ることはありませんから,そこはご安心ください。

 

 何回やってもできないのなら,それは仕方がありません。

 

 でも,できないという現実から目を逸らす行動をとった時は・・・生徒の能力などによりますが,それなりの覚悟をしてほしいです。

 

 私もそれなりの覚悟を持って生徒と相対します。

 

 

 

 

 ズバリ言っていること,行為していることが「ハラスメント」になってしまったら・・・という悩みはあるのですが,この際全部振り切ってしまおうと思います。

 

 

 

 

 

 頭がおかしくなったか??

 

 いや,事実は限りなくありますから,あなたがそうお思いになったなら,あなたから見た私はそうなのでしょう。

 

 でも私は至って真面目です。

 

 これが私にとっての事実。

 

 ・・・でも,ちょっと疲れてきているのもまた事実。

 

 肩の力を抜いて,体を休めながら生徒たちにできることをしていきたいと思っています。

 

 力は抜いても本気は出せますから。

 

 

 

 

 

 私は「ハラスメント」はしませんよ。

 

 これが言いたかったわけです。

 

 

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp