さて,昨日は夢のような時間を過ごしてきた私です。
あまりの衝撃に,顔写真がひっくり返っている有様。
また今日からお仕事の日々です。
・・・と言いながら,ひのとりには乗るのでしょうが・・・通勤手段ですから。
インターネットとの付き合い方がなぜ難しいか。
それは,てんこ盛りの情報の海に溺れたい人にうってつけの,何でもありの世界だからです。
あれもこれも見たい,聞きたい,体験したい。
ほとんど全てのことを知ることができる,夢のツールがインターネットだと思います。
よっぽど上手く付き合わないと,どれだけでも時間が溶けます。
勉強をする時間も,大好きなことをする時間も,全部なくなってしまうくらいに。
マルチタスクができる人もいるようですが,さすがに楽器を吹きながら数学の問題が解ける人はそれほど多くないと思います。
ゲームを作りながら有機化学の構造決定の問題を解くのも至難かな。
数学や英語の勉強はできるかもしれませんけれど。
人間の脳は適切な刺激を与えていると,それなりに鍛えられるみたいです。
いつも同じことをしていると,同じようなところが鍛えられていって,特定のところだけ筋肉がもりもりつく状態になります。
・・・「筋肉大移動」みたいな・・・これがわかる方は50歳近い人です。
ハイスクール奇面組,いまではコンプライアンスの兼ね合いで決して放送できないだろうし。
部活動と受験勉強を両立できる人は,部活動をハードにしながら勉強する時間をきちんと捻出しているものです。
「頭がいい」ということを一つの面にスポットを当てて説明すると,部活動と遊びと勉強など,日常生活の中で頭の切り替えが上手なことを指します。
野球をしていたと思ったら,次の瞬間に積分をしていた・・・とか。
これが本当のマルチタスクなのではないか。
そして,部活動を「言い訳」にしません。
勉強ともきちんと向き合います。
実は,それはものすごい離れ業なのです。
簡単に文字にはできますけれど,大変なことなのです。
それを最も簡単に「できる」と言ってしまう子の多いこと。
部活の練習があって,遠くの学校から家まで自転車を漕いで。
そうしていたら勉強をする時間がなくなって。
だから一週間でほとんど勉強をしていないんです・・・テヘぺろ(´∀`=)。
ほぅ・・・言い残すことはそれだけかい??⚓️
私は学力勝負で大学受験をする以上,部活動にのめり込む暇はないと思っています。
ただ,生徒・学生のうちにしかできないことってたくさんあります。
ものすごい人数で音楽をする,野球をするなんて,大人になってそうそうできるものではないのです。
人形劇だって,
・そもそもメンバーがいなくてできない
・人形とか大道具小道具とかの「つくりもの」ができない
・脚本が書けない,演出の指導をしてくれる人がいない
・スケジュール管理をする人がいなくて,いつ初演できるか見込みが立たない
・劇そのものはできたけれど,公演する場所が見つからない
・・・社会人が人形劇をするのは,実は簡単なことではないのです。
それでも学生サークルならそれなりに人数がいますし,顧問の先生もいるので何とかなる。
大人になったらできないことを今のうちにやっておく。
それも選択の一つだと思います。
だから,私の塾では部活動をしてはいけないとは決して言いません。
ただ,部活動を勉強ができない言い訳にしないでほしいのです。
部活動があるから,勉強時間があまり取れないし,受験に間に合わないかもしれないけれど,塾にいる時だけでもしっかりと勉強したい,と言える人ならば「望みあり」だと思います。
それでも間に合わない可能性が大きい,と言うことは覚悟しておいてほしいです。
それでも頑張りたいという人は全力で応援します。
物理的に可能な限り。
でも,大変ですよ。
文武両道,言うは易し行うは「無理ゲーに近い」。
お読みいただきありがとうございました。
ONゼミナール代表 長田 俊将
www.on-semi.jp