部活動は学校生活ならではのものです。
通信制の学校では体験できない,そして青春時代を形成する大事なピースの一つだと思います。
・・・それでもあえて言いたいのは,「ご利用は計画的に」ということ。
あなたにとって大事なのはどちらなのか,自分自身でしっかり考えて欲しいですし,ご家族さまとも話し合ってもらいたいと思います。
大学入試は少なからずあなたの人生を左右するイベントですから。
いまはAO入試など,いろいろな大学入試の方法があります。
学力試験なしで大学に行く方法があります。
学校の勉強だけが全てではないということも承知しています。
何かに一生懸命打ち込んだことは,今後の人生を生きるエネルギーになると思います。
勉強だけで高校の三年間,あるいは中高一貫校の六年間を埋め尽くすこともないと思います。
・・・と言いながら,勉強にも十分価値があると思っていますが。
はじめに言いたいこと。
やるならばとことんやってください。
中途半端なものならやめちゃいましょう。
それだけ。
夏休みは高校球児以外はもう部活が終わっているはずです。
それまでに勉強をする習慣を確立させましょう。
ちょっとずつでいいので,勉強を進めましょう。
1日30分ずつでも勉強をするのとしないのとで,全く違います。
忘れてもいいから,勉強して,受験でいることをちょっとでも覚えましょう。
それができないのなら,5分でも時間を作りましょう。
それくらい時間管理ができないようでは,社会人になってから絶対に苦労します。
受験は体力のある人,負けじ魂を持っている人が勝ちます。
その二つを部活動や日頃の学校生活で養いましょう。
あとは,理不尽なことがたくさんあるということも学校生活で学んでください。
綺麗事だけで世の中は動いていません。
これは集団生活の中のほうがわかりやすいと思います。
如何ともできないことがあることを知るのも大事です。
そして,何とかしようと考えて足掻く経験も大事です。
部活動をしっかりやろうとする人は,部活動に使う時間がある分だけ勉強時間が確実に減ります。
その短くなった時間を大事に使ってください。
学校のワークをしっかりやるなど,最低限できることをすることです。
受験で使う教科の大事な公式を覚えていないのはもってのほかです。
何としても大事な考え方や公式はできる限り覚えてください。
高校三年生でサイン・コサイン・タンジェントの意味を知らないのは,受験を「投げている」と思われても仕方がないですよ。
厳しいことを言いましたが,勉強するにせよ,部活をするにせよ,皆さんが最高の青春時代を過ごせることを願っています。
お読みいただきありがとうございました。
ONゼミナール代表 長田 俊将
www.on-semi.jp