関西地方で人形劇をすることがよくあった私。

 

 一日中奈良教育大学のキャンパスで幼稚園・保育園児の年齢から小学生までの子たちに,一日中揉まれてきたこともあります。

 

 文字通りですよ。

 

 「揉まれてくちゃくちゃにされて」きたのです。

 

 帰りの近鉄電車の中ではグッタリしていたのはいうまでもないです💦

 

 当時19歳とか20歳。

 

 今だと半日持つかなぁ💦

 

 

 

 

 

 授業中に生徒に色々と発問をします。

 

 この問題を見て何か気づいたことはないかな?

 

 さっきやった問題とこの問題って似たところがないかな?

 

 違いはないかな??

 

 生徒を質問責めにします。

 

 受動的な姿勢ではしんどくなります,うちの塾では。

 

 わからないから,できないからといって生徒を追い詰めることはありません。

 

 そこはご安心いただきたいと思います。

 

 私もできなかった側とできる側の両方を経験していますから・・・そうできたわけでもないか。

 

 学年「一桁」と「一位」は全然違いますからね。

 

 

 

 

 

 ヒントを出しているのにどうして気づいてくれないのかな?

 

 これだけ共通点を挙げているのにどうしてわからないのかな?

 

 こんなのわかっているよという顔が半分いるのに対し,もう半分は無反応・・・。

 

 これが予備校の標準的なクラスになると・・・目も当てられません😅。

 

 

 

 

 

 そもそも勉強と好きで観に行っている劇で全然違うことはわかります。

 

 子どものテンションが全然違うわけで。

 

 嫌な勉強をするよりも,笑わせてくれる劇を観た方が100倍くらいは楽しいはず。

 

 手品をしていて,何も言わなくてもタネや仕掛けを言い当ててしまう子の多いこと。

 

 役者が子どもに問いかけた時に,彼らなりの機転の利いた返事を返していること。

 

 山姥から逃げるお寺の小僧さん。

 

 追っ手の山姥が観客の子どもたちに,「小坊主どもはどっちへ逃げたかの?」と聞くと,ちゃんと小僧さんが逃げて行った方と逆の方向を教えてあげています😂。

 

 

 

 

 

 

 二つのバスケットを用意して,二人の女の子のきょうだいにいてもらいます。

 

 二人がいるところで妹が片方のバスケットにクッキーを入れます。

 

 あとで食べるためにしまっておくようです。

 

 妹がどこかに行った時に,姉がもう一個のバスケットにクッキーを移します。

 

 さて,妹が帰ってきてクッキーを食べようとしたときに,妹はどちらのバスケットを開けようとするでしょうか。

 

 最初に妹が入れた方のバスケットか,姉が移した方のバスケットか。

 

 心理学のすごく有名な話ですが。

 

 この問いを子どもに投げかけます。

 

 そうするとどう答えてくるか。

 

 

 

 

 

 

 案外,姉が移した方のバスケットを開ける,と答える子どもが多い・・・という話を聞いたことがあります。

 

 そうなのかなぁ・・・。

 

 実験の結果が出ていますので,そういう事実があったのでしょう。

 

 私がこの実験をしたわけでもなく,実験の様子を見たわけではないのでなんとも言えません。

 

 それでも,今の生徒たちを見ていると,もうちょっと物事を見ようよと思うことが多いです。

 

 子どもの心で勉強していることを見つめてほしいと思います。

 

 少なくとも私はそう思って授業をしています。

 

 

 

 

 

 関西の子どもたちは,とてもよく喋ります。

 

 ツッコミが激しいです。

 

 愛知県の子どもも元気ですが,吉本がある影響か,どうしてもお笑いのイメージがあります。

 

 そして,本当にツッコミとボケが入ります。

 

 演じている時に,子どもたちの反応が一際強いと感じます。

 

 授業もこんなふうにできないかなぁ・・・無理かも💦

 

 でも,瑞々しい好奇心を大事にしてほしいなぁと思うわけです。

 

 

 

 さて,今日も頑張りましょ。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp