まずこの場を借りて業務連絡を申し上げます。

 

 今週の前半に,弊塾ホームページ内「塾長への直行便」にお問合せをいただいた方がこのページをご覧になっていたら,返信を差し上げましたのでご確認ください。

 

 ひょっとするときちんと届いていない可能性がありますので,ここでも書かせていただきました。

 

 もし返信をご覧いただけないようでしたら,ホームページ上に書いてあります私のメールアドレスまでご連絡ください。

 

 お手数をかけて申し訳ありません。

 

 

 

 

 で,今回のお話。

 

 ネット廃人をつくってみました,という「人体実験」のお話です。

 

 最初に断っておきますが,デジタル機器は本当に便利なもの。

 

 上手に使えば,仕事が早く終わります。

 

 勉強も効率化できます。

 

 英語の勉強では,音声を聴くことも大事ですが,それが簡単にできてしまいます。

 

 Kindleでは重たい本を持ち歩くことなく読書をすることも可能です。

 

 実験的に数冊の本をKindleで購入しましたが,確かにタブレット一つ分ですからカバンが軽くなりますね。

 

 LINEなどのSNSを,連絡用ツールに使っている塾さまもあります。

 

 その塾長先生のおっしゃること。

 

 「このご時世に,デジタル機器を禁止することは愚の骨頂」

 

 ・・・はい,一々ごもっともです。

 

 

 

 

 

 私だってこうしてインターネットのお世話になっているわけでして。

 

 

 

 

 

 コロナになった時とか,これがなければ生徒たちに連絡する手段にも事欠いたことでしょう。

 

 

 

 

 

 ここまで書いてきた上で,ちょっとだけスマホ廃人になってみるという実験をしてみました。

 

 結論から言いますと,この実験は途中で中止することとなりました。

 

 使い方を間違えないでください。

 

 そして,まずいと思ったら強制デジタルデトックス。

 

 言い換えると,一定期間,強制的にスマホやタブレットの使用を必要最低限にすることです。

 

 

 

 

 

 YouTube上では音楽鑑賞,映画を視ることもできますし,ゲームをしているかのような気分になる実況動画をあります。

 

 受験情報を流している方もいらっしゃいますし,数学の授業をしてくださる方も。

 

 しかもそれなりに良質のコンテンツがあります。

 

 私が行った実験内容をお話しします。

 

・塾から退勤する際に,津駅から近鉄に乗車するときからYouTubeの視聴を始める。

 

・自宅に帰った後も,午前2時くらいまで視聴。

 

・たまに4時くらいまでに伸びたことを告白しておきます。

 

・実験期間は二週間ほどの予定でした。

 

・途中で実験を中止する羽目になりました。生徒に迷惑を掛けかねない状態になったため。

 

 

 

 

 

 被験者は私自身です・・・。

 

 そこらじゅうにスマホ廃人らしき人がたくさんいますが,実際にどうなってしまうのかを自分で体験してみることにしました。

 

 以下に戦慄の実験結果をお話しします。

 

・頭がぼーっとしてしまう。

 

・昼夜逆転現象が起こってしまった。

 

・通勤時に本を読もうとすると,漏れなく居眠りをしてしまった。本の種類は新書。「大学への数学」の問題演習で居眠りをすることはなかった。それでも英語や理科はダメ。名古屋から白子あたりまではまどろみながら本を読んでいました・・・。

 

・問題を解くスピードが若干下がりました。通常3分かかる問題が,3分半ほどかかりました。

 

・日頃書いている書類を書くのが面倒になりました。

 

・帰宅後に入浴をするときになかなか体が動きません。画面に釘付け。

 

・何かをするために行動をしようにも,億劫になってきた。スマホやタブレットの画面を見ていなくても,さっと動くことができなくなりました。

 

・続き物の動画の場合,当然続きが気になるものです。それを視たいばかりに,次から次へと視てしまいました。一度始めるとキリがつくまでやめられない性分が裏目に出たかもしれません。

 

・何かもっと情報がないかと,ネット上を彷徨うことになってしまいました。徘徊と言ったほうがいいのかもしれません・・・。

 

・寝る時刻が朝方になってしまい,起床時刻が出勤前に・・・。只今強制的に修正していますが,ちょっとだけ頭がぼーっとしています。これ書いたら朝ごはんを食べますので,ちょっとは変化があるでしょう。

 

 

 

 

 

 さて,先ほども書きましたが,これ以上やると皆様にご迷惑をおかけするので,以下の方法でデジタルデトックスを行なっています。

 

・ネットの使用は,塾の情報発信や保護者さま,生徒さんとの連絡を主にする。YouTubeの視聴はやめる。あかんと思った時に断つのが大事。YouTubeプレミアムのサブスク代が勿体無い気がするが,仕方がないです・・・。

 

・もともと寝室にタブレットを持ち込まないようにしています。書斎と寝室が別になっており,スマホやiMac,iPad,Windowsパソコンは書斎に置いています。

 

・あえてタブレットを家に置いて行く日をつくりました。どうしてもYouTubeの誘惑にやられてしまうので。

 

・通勤時間帯は数学の問題を解くことが多いです。大学への数学は毎月発行されますので,やる気次第で常に新しい問題を解くことができます。あるいは漫画雑誌や週刊誌を読んでいることも。これに該当する購読誌は,「週刊毎日」「週刊新潮」「ビックコミックオリジナル」「モーニング」あたりです。

 

・ネットゲームはもともとしていません。泥沼化するのが目に見えているので。やりたいと思ったのは確かですけれど・・・。

 

・現在後遺症に悩んでいます。家に帰ると書斎の椅子で居眠りをしてしまいます。iMacの動画画面を見ているよりマシか・・・。ベッドで寝ようよ・・・。気がついたら寝床に移動して寝ることにしています。また,頭が重い感じが続いています。

 

・情報がどんどん流れ込んでくる快感に身を任せてしまっていました。それで「脳汁」いわゆるドーパミンでしょうか,何かが出ていたような気がします。一種の麻薬のような・・・。

 

 

 

 

 

 使い方や目的を決めて上手に利用しないと,遠からぬうちに廃人化すると思いました。

 

 誘惑に人一倍弱い人間なので,人さまの何倍か気をつけないといけません。

 

 そしてハマると止まらない性分なのも悪い方に出た気がします。

 

 

 

 

 

 いつも生徒たちにうるさく言っていることですが,自分で身をもって体験したというお話しでした。

 

 確かに見ている時は夢中になります。

 

 どんどん次が見たくなります。

 

 そして気がつくと数時間が溶けます。

 

 寝る時間が朝方になることも。

 

 起きる時間が午後になることも。

 

 別に日勤と夜勤がある仕事をしているわけではありませんから,私の体は基本的に朝起きて夜寝るようにできているはずです。

 

 その体のリズムに合わないことをしているので,調子を崩すのは当たり前でしょう。

 

 年齢のこともあるので,若い頃のような無理はそれほどできません。

 

 

 

 

 

 皆様のご参考になれば幸いです。

 

 ・・・最後に,もうやらんぞ!

 

 

 

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp