大学受験が推薦入試で終わり,この時期に直前講習をすることはありませんでした。
まぁ来年はそれなりに頑張ります。
塾の変わり目で一気に生徒が抜けていった学年でしたので,生徒の人数はとても少なかったです。
でも,生徒が満足のいく進学先にいけたことは良かったと思います。
本当におめでとうございます。
ちょっと遠いところになりますが,元気に頑張っていただきたい。
あそこはいいところです。
一見田舎ですが,街中に出るにはバスで20分も走れば。
さて,確定申告の手続きが終了しました。
税理士さんに長年お願いしていたのですが,昨年から自分でやることになりました。
おかげでかなり大変な思いをしていますが,青色申告用のソフトを購入して頑張りました。
・・・帳簿自体はかなり楽にできます。
しかし昨年もそうだったのですが,その後のe-taxソフトを使うのが昨年と同様困難でした。
アップデートをしていないから使えないとか,Macでは無理とか,Windowsのバージョンが古いからできないと言いながら,しばらく待っていると使えたりして。
・・・この辺りになるともうわけがわかりません。
まぁ終わったから全てよし・・・としたいと思います。
ちょっとだけ払う税金が増えたので,世の中の役に立てるようになったかな。
今日はちょっと愚痴。
数学を教えていると,公式に頼る生徒の多いこと。
どうして彼らがそうなったのかと調べてみると,学校の先生が,
「公式が使えらば解ける」と授業中に仰っているようで。
この問題文ならこの公式・・・この設定ならこの式・・・何も考えなくても「作業」で解けてしまう問題ならそれでもいいのかも。
ただ,これからはそれでは済まない問題が増えつつあるのですよねぇ。
公式というより,問題文に書かれている内容を書き出して,式を立ててみたら公式と同じ形になっていた,となっているのが理想だと思います。
6人の生徒から3人の委員,さらにその中から会長と副会長,議長を選ぶ場合・・・
委員になる人を3人選びます。
A,B,Cと3人の人を選びます。
どの人が会長になるか,副会長か,議長か。
樹形図を書いて考えてみましょう。
Aさんが会長なら,BさんとCさんは副会長か議長。
Bさんが会長なら,AさんとCさんが副会長か議長。
Cさんが会長なら,BさんとAさんが副会長か議長。
この辺りは樹形図を書いてください。
その内容か式ができると思います。
その式をしっかり見れば,あ!あの時の公式だとわかるはずです。
赤い色の玉が4個,白い色の玉が2個。
そこから2個の玉を取り出す時,同じ色の玉が出てくる確率を計算したい場合。
合計6個の玉から2個の玉を取り出します。
その場合の数は赤と白の球に番号を振って,6C2=15通り。
赤い色の玉が出る場合の数は4C2=6通り,白い玉が出る場合は2C2 =1通り。
全部で7通りあります。
そこで7/15が同じ色の弾が出てくる確率になります。
勉強が進まないうちはどうしても公式に頼る局面があります。
これは仕方がないと思います。
でも,いずれは公式に使われる状態から脱しないといけません。
図を書いたり,具体的に考えたりして式を立てていたら,自然と公式と呼ばれるものができていた・・・となるのが一番いいのです。
昔の自分に小一時間言い聞かせてやりたい・・・(しつこい)。
ある程度公式を使わないと,数式をスイスイ立てることなどできません。
まずは質より量の勉強を積まないといけません。
生徒ごとの資質によって練習量の多寡は変わります。
勘のいい子ならばそれほど単純練習しなくてもできます。
でも大半のそうでもない子はかなり訓練を積まないといけません。
でも,その段階を越えれば数学は力がついていると言えます。
公式任せは「思考停止」だと思います。
いや,公式を使わないと問題が解けないのは変わりません。
でも,何でもかんでも公式に当てはめる姿勢が怖いと思っているのです。
公式は問題を考えているうちに自然とできてくる・・・ようになるのがいいと思うのです。
今日二回目の発言でしつこいので申し訳ありません・・・。
とにかく,公式に縛られるのは「思考停止」に近い!
気をつけていただきたいと思います。
さて,今日からは大阪府の枚方市で人形劇の公演があり,明日の昼頃には出かけます。
枚方の子どもさんたちに笑顔を届けて参ります。
日曜日の夜にはこちらに戻ります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
・・・明日の更新は枚方でするのかも・・・。
まぁその辺は流れで・・・相撲じゃないけれど。
お読みいただきありがとうございました。
ONゼミナール代表 長田 俊将
www.on-semi.jp