木枯らしを思わせる風が毎日吹いていて,帰り道がとても寒いです・・・。

 

 これから芽吹の時期なのに木枯らしとはこれいかに。

 

 これだから理系は国語力がないという記事が書かれたのか(1993年と記憶しています)。

 

 

 

 

 しかし,学問に文系も理系もないと思うようになって久しいです。

 

 大学の学生の忙しさは・・・最近となっては文系でも就職をする方は,インターンシップだセミナーだなんだかんだで大忙しで。

 

 実習やら実験をしているだけの理系学生よりかなり忙しい気がします。

 

 

 

 

 

 私は何にも考えないで勉強をして実習をして実験をしていましたね。

 

 卒業したら一年浪人するのか,ひょっとしたら医学部に行くのを断念して大学院に行くのか。

 

 

 

 

 ・・・日本育英会の奨学金をあてにしていて,医学部に行くことになった時は利用する気でいました。

 

 これがないと多分無理・・・。

 

 しかし,大学院に入ったことがある学生は,この奨学金が受けられないという「規則」がありました。

 

 一日でも大学院に籍を置いたことのある学生は,学部生向けの奨学金を借りることができない・・・。

 

 これが最終的に,私が大学院にいくのをやめるきっかけとなりました。

 

 

 

 

 

 大学院に行く選択肢,最後まで悩んでいましたが,卒業研究の六月ごろに大学院に進まないことを決めました。

 

 学部で卒業する子達や大学院生の方で就職活動をする方は,忙しそうに走り回っていた印象です。

 

 というか,もう大勢が見えている頃だったかなぁ。

 

 ほら,私は受験のことしか考えていない。

 

 そして私の脈絡のない生き方よ。

 

 この文章にもあますところなく現れているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 基本姿勢は「真面目」なのですけれどね。

 

 その方向があっちこっちと変わっては,腰を据えて何かをするということはできません。

 

 

 

 

 学問に理系も文系もない・・・。

 

 あるのは言葉という「道具」。

 

 それを使って自分の関心のある分野の研究をする。

 

 答えのない問題の「答え」を探す。

 

 あるいはまだ見つかっていない「問題」を探す。

 

 その道具がちょっと違うだけで,文系だ理系だという区別はあまり意味がないと思うのです。

 

 文系でも数式は出てきますし。

 

 論理記号などたくさん出てきますし。

 

 数学は理系だけのものではありません。

 

 統計学が一つのきっかけになったと思いますが,文系出身の会社員の方も数学を勉強をされる方が増えました。

 

 

 

 

 これは私が勝手に言い始めたことではなく,きっかけは大学の恩師の一言でした。

 

 「化学に有機も無機もない。化学は化学や」

 

 もちろん,他の分野の化学もたくさんあるわけですが,化学は一つと考えていらっしゃたのです。

 

 

 

 

 

 と言いますか,化学だ物理だ生物だ地学だと分けるのもナンセンス。

 

 理科だ数学だと分けるのも・・・。

 

 

 

 

 

 ただ,この考え方の問題点。

 

 問題が大きく広がり過ぎてしまい,本人が途方に暮れてしまうこと。

 

 だから「問題は『因数分解』しよう」という観点で,便宜的にいろいろな分野ができ,「教科・科目」ができたということでしょうね。

 

 数学の問題で複雑な計算をする場合は,

 

 「困難は分割せよ」

 

 という我が塾のルールに従い,パーツごとに分けて計算をします。

 

 自然現象をいろいろな観点で考えてみる。

 

 その道具としていろいろなサイエンスの分野があるのですね。

 

 でも,サイエンスはサイエンスで,幾つもの教科・科目の集合体ではないと意地でも思う私です。

 

 

 

 

 とっ散らかっていますが,今日はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 国公立前期の試験を終えた皆さん,お疲れ様でした。

 

 今度は後期日程の試験や私立の入試があると思いますが,体調管理をしっかりとして本番に良い状態で臨めますように。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp