皆様,こんばんは。

 

 台風14号が接近しているので,本日19日の授業を休講とします。

 

 関係する方には連絡をしてありますが,念の為。

 

 

 

 

 秋の模擬試験シーズンです。

 

 陽の高さが低くなると,当然影が長くなってきます。

 

 浪人生は影が長くなると共にだんだん不安感に襲われることになります。

 

 この影のことを,ある人は「浪人影」と呼んでいました。

 

 真面目に頑張ってきた人ほど不安になるものでしょう。

 

 時に勉強に手がつかなくなることもあります。

 

 そういう時はちょっとだけ休んでもいいと思います。

 

 

 

 

 みんなそうなのです。

 

 例年夏休みが終わるころになると,受験生の顔色がだんだん変わってきます。

 

 顔つきが引き締まってくる・・・と言いますか。

 

 「戦い」を前にしたかのような表情です。

 

 

 

 

 この頃になると講師を追い抜く生徒が出てきます。

 

 そうであってほしいと願っているのですが,やはり追い越される講師は悔しいです。

 

 講師を追い抜いた後も生徒はペースを崩さずに走り続け・・・。

 

 最後は志望校に合格していくのが「通常」です。

 

 

 

 

 

 たまに「通常」の枠を外れるものもいます。

 

 試験当日の出来が悪く,不本意な結果に終わることもあります。

 

 試験は水ものですから。

 

 とくに共通テストの国語や数学は生徒が実力を出しきれないことが多いです。

 

 共通テストで失敗しても志望校を変えないで二次試験に臨んで,残念な結果に終わる生徒がわずかながらいます。

 

 大抵は浪人してリベンジを果たすわけですが。

 

 

 

 

 

 浪人をしても決して楽ではありませんよ。

 

 かえって学力を維持するのに苦労することが多いです。

 

 学力をつけるのは大変ですが,それを維持するのはさらに大変ですから!

 

 浪人して点数が下がったなどという話はその辺にゴロゴロしています。

 

 あと一年あれば・・・という考えの人は,気をつけてくださいね!

 

 

 

 

 たいていの模擬試験は,特定の大学を意識しないで作られた試験です。

 

 どこか特定の大学を意識して作られた模擬試験もありますが,ほとんどは学力を測定したり,苦手なところを見つけるための試験です。

 

 これができれば入試本番でも得点が取れるというものではありませんから,十分気をつけてください。

 

 特に数学や物理は別物です。

 

 模擬試験通りに入試問題が出てくる,と思わないように。

 

 

 

 

 

 案外これをしない人が多いのですが,赤本を見ましょう。

 

 入試で実際にどんな問題が出ていたのかを見ることです。

 

 そして一度は時間を測って解いてみること。

 

 案外できない事実に愕然とする人がほとんどだと思いますが,現役生であればそれが当たり前ですから気にしないで。

 

 

 

 

 受験生の皆さんが勘違いしやすいこと。

 

 問題を解くこと自体が勉強ではありませんから!

 

 解けない問題をなくす,解ける問題を増やすことが勉強です。

 

 できることを増やさないと。

 

 一日中勉強をしていて・・・という子に何をしていたのかを聞くと,

 

 「一日中問題を解いていただけです。答え合わせとかはしていません」

 

 という子もたまにいます。

 

 

 

 

 そういう人はきちんと答え合わせをして,解けなかった問題を把握してください。

 

 何ができなかったのか。

 

 何を知っていたらその問題が解けたのか。

 

 この問題を解くためにはどんな能力をつけないといけないのか。

 

 入試に受かりたければきちんと考えてください。

 

 

 

 

 

 模擬試験の結果に一喜一憂しないでください。

 

 あくまでその時の試験問題のセットでどれだけできたか,できなかったかを表す数字に過ぎません。

 

 本番の点数を表すものではありません。

 

 だって全然問題が違うのですから(大学別模試を除く)。

 

 大事なのはできないことを見つけること。

 

 やってきたことの成果を確かめる機会でもあります。

 

 できていれば自信になるし,できていなければ焦るでしょう。

 

 焦ったら深呼吸して,次の勉強に進んでいきましょう。

 

 

 

 

 何があっても今あることは将来につながっていきます。

 

 

 

 

 今は安全第一に過ごしてくださいますように。

 

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp