皆様,こんにちは。
共通テストがこれ以上何事もなく終わることを心から願いつつ書いていこうと思います。
英語の文章の多さに驚きました。
読めない英文ではありませんが,気をつけないと間違ってしまう危険な選択肢が多いかなと感じています。
受験生だった頃,社会は地理を選択していたのですが,ここのところの問題の難しさはどうなのでしょうか。
理屈に理屈を積み上げて勉強していることそうでない子で,大きな点差がつく問題になっていると思います。
地の「理」を学ぶ学問のあるべき姿だとは思いますが。
国語は・・・以前よりは楽になっているかもしれません。
国語はまだ全部見ていないので,コメントをするのはやめた方がいいかな・・・。
昨日は入塾志望の子たちが来てくれました。
決して篩にかける試験ではないのですが,現状を見るためのテストを行いました。
数学は証明問題を主に。
英語は長文を読む問題をチョイス。
それぞれの生徒に違う問題を用意しました。
・・・公式の丸暗記だけをしている生徒には荷が重い問題でした。
証明問題だけできていません・・・。
教科書に載っている定型的な問題だけはできていました。
そこそこまじめに勉強しているのでしょう。
ただ,そのやり方に軌道修正が必要なようです。
公式の証明がなぜ大事か。
基本用語をきちんと覚えることがなぜ大事か。
公式の証明は,その中に大事な式変形や論理が含まれています。
これをきちんと学んでいくと,他の問題を解くときに利用できます。
丸暗記だと忘れたときに使えなくなるのですが,そのリスクも軽減できます。
証明を覚えておくと,数学の問題を解く時の手段が増えて便利だと考えています。
なぜこうなるのかをきちんと証明するのが数学,とも言えます。
用語の理解は数学というゲームのルールを理解するために必要なことです。
この範囲の中なら好きにしていいのだ,はみ出したらルール違反で0点なのだ,とことをわかってもらいたかったのです。
理系教科を教える時は,ルールの範囲内なら自由に考えていいのだよ,と教えるようにしています。
生徒が間違いを恐れて手が動かない状況を防ぎたいと思ってのことです。
間違いを恐れて何もできないと,途端につまらなくなるでしょう。
つまらないことを無理矢理やらされるのは苦痛ですよね。
数学・物理・化学を楽しめるようにルールをきちんと教えることを大事にしています。
どうしてテストなんてするのか。
もちろん,やる気のない子を弾くというのも大事なことです。
塾は生徒を預かるだけの場所ではありません。
英語も試験しました。
英語はきちんと文法を意識して英文が読めているか。
選択肢を慎重に選べているか。
時間的に厳しい分量で,かつ選択肢が巧妙に作られている問題にしました。
これで簡単に諦めるようではいけません。
少しでも読めるところを読んで,できるところを答える姿勢が見たかったです。
今回の生徒たちはこの点はクリアしてくれました。
こういう子なら塾で頑張れると思います。
たとえ現状がどういうふうでも。
このテスト,入塾を希望する人には必須で行います。
出来不出来で入塾をお断りすることはありません。
その点をご理解いただければと思います。
お読みいただきありがとうございました。
ONゼミナール代表 長田 俊将
www.on-semi.jp