ラファエロが描いた「救済の女神」が日本へ!? ヴァティカン・プロジェクトが始動。 | レオナルド・ダ・ヴィンチのノート

レオナルド・ダ・ヴィンチのノート

万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの活躍を紹介していきます。

Espressoさんからヴァティカン・プロジェクトのお知らせが届きましたので、そのまま転載します。


ヴァティカン美術館と言えば、「聖ヒエロニムス」や、レオナルドがプラトン役で登場するラファエロの「アテネの学堂」等、レオナルド・ダ・ヴィンチとも縁の深いミュージアムですね。
日本の復興のためにも、この素晴らしいプロジェクトを心より応援したいと思います。


昨年3月11日に発生した東日本大震災の地震と津波により、多くの尊い命が失われました。2011年12月時点で、行方不明者の数を合わせるとその数 19,312名、負傷者5,890名という人的被害に加え、追い討ちをかけるように福島第一原発の事故により未曾有の被害を受けた日本。特に東北地方の人々の生活や美しかった自然は失われたままで、いまだに閉塞感が色濃く漂い人々の気持ちは沈んだままです。


レオナルド・ダ・ヴィンチのノート-東日本大震災


その疲弊した人たちの心を、少しでも癒し、救済をするために、全世界の精神世界の拠り所であり、平和と安息の象徴とされるヴァティカンから復興支援のメッセージとして、ヴェネディクト16世・ローマ教皇に来日を要望し、震災被災地で直接お祈りを行って戴き、世界中のカトリック教徒11億人に、被災者への祈りと救済のメッセージを発して戴くだけでなく、ヴァティカンにあります “「救済の女神」として崇められている” ラファエロが描いた聖母子像を日本で展示させて戴きたいとお願い致しております。




$レオナルド・ダ・ヴィンチのノート-ラファエロ

$レオナルド・ダ・ヴィンチのノート-ラファエロの墓
ラファエロ自画像とローマ・パンテオン内にあるラファエロの墓

2013年に生誕530年を迎えるルネサンス絵画の3大巨匠の一人ラファエロ(1483 -1520年)が描いた聖母子像は、繊細で、優しく、清く、美しい絵画で、バランス感覚に優れた優雅な技法は、19世紀までの長い間、西洋絵画の美の基準として後世の画家たちから崇められてきました。印象派の画家ルノワールは、ラファエロが描いた聖母子をみて「母性と慈悲心の感動的表現」であると褒め称えています。

Raffaello Sanzio: il Prodigio della Perfezione


ラファエロが描く聖母子は、観る人の誰もが癒される絵画であることに加え、先の大震災や原発事故により子育てに不安を抱いている母親や女性の不安感を拭い去ることが出来る絵画であると確信いたしております。少しでも、日本人の心に平安と希望を持ってもらうことが、私たちのプロジェクトの目的です。

$レオナルド・ダ・ヴィンチのノート-フォリーニョの聖母
ヴァティカンの至宝 フォリーニョの聖母

昨年の震災後、日本美術アカデミーの遠藤欽久さんや国際DIS研究所の神内俊朗さんの呼びかけにより、ビル・ゲイツ氏に直接レターを書いて日本でのレスター手稿(レオナルド・ダ・ヴィンチ直筆のレスター手稿)展の開催に導いた松田重昭氏や様々な国内外の賛同者が集まり、昨春から準備会議を度々開いてまいりました。12月末には、ヴァティカン・プロジェクト準備委員会からヴァティカン・プロジェクト実行委員会へと前進させ、微々たる力では御座いますがプロジェクト実現のため鋭意努力を重ねております。

ヴァティカン・プロジェクト !

$レオナルド・ダ・ヴィンチのノート-バチカン

みんなの力を合わせて、東日本大震災被災地を支援しよう!


間もなく、ウェブ・サイトで詳細なプロジェクト内容をお知らせ致しますので宜しくお願い申し上げます。

ウェブ・サイトhttp://www.help-japan.com 


HELP JAPAN ! ヴァティカン・プロジェクト実行委員会

一般社団法人 日本美術アカデミー内

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