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この建物はもともと16世紀に建てられた修道院だったが、第二次世界大戦の爆撃によって破壊されてしまった。その後、レオナルド生誕500年を記念して1953年にイタリアを代表する総合科学博物館として改修された。日本でいえば「かはく」や「日本科学未来館」に相当する施設だ。
レオナルドやガリレオだけでなく、電池の発明者ヴォルタや無線通信のマルコーニから現代の原子物理学者フェルミに至る豊富な資料が展示されていて、イタリアが近代科学の拠点であったことを教えてくれる。

長い回廊には手稿から再現された模型がずらり!
エデュケーターによる熱のこもった解説に子供達も聴き入っている。


ローマ時代の投石器を改良したと思われる装置。

船が通る時は回転する便利な橋。
当然モーターもエンジンも無かった時代なので人力で動かす。

ペストからミラノを守るために考案した理想都市の再現模型。

レオナルドのデッサンから再現された教会建築のCG。


別のフロアではレオナルドの発明を体験するワークショップが。
修学旅行の子供達で賑わっている。


レオナルドの歯車装置を日本製のロボットが回していた。
工作機械メーカーの寄付と思われる。

こちらは中庭。ヨーロッパの歴史を感じさせる風景だ。

地球儀等の古い展示品が至るところに。
きっと由緒正しいものなんだろうなぁ。

ジョヴァンニ・デ・ドンディの天文時計。
7面の表示板はそれぞれ太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の運動を表している。
14世紀の記録を元に再現されたもの。

地球の自転を証明したフーコーの振子。

館内には実物の帆船や飛行機、蒸気機関車、潜水艦も展示されている。
左端にあるのは「サモトラケのニケ」か?

スタジオ・ジブリの「紅の豚」に出てきそうなクラシックな飛行機。
昔の飛行機は味があるなぁ。
>レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館オフィシャルサイト
>CGやマルチメディアも充実
>韓国のインチョン空港で今年の5月15日まで展覧会が開かれていた。