わたしには、少なくとも1回の古代エジプトでの過去生があります。最近エジプトを旅して不思議な感じがしたのは、たぶんそのせいでしょう。訪れた場所は、懐かしいと同時に、見慣れないような感じもしました。
たとえば、わたしが過去生でギザのピラミッドの間に立っていたときは、カイロの町はまだなかったのです。ナイル川は、今よりピラミッドとスフィンクスのずっと近くに流れていました。そして当時はそれらの巨大な建築物の前に、船着き場があったのです。
カイロのホテルの部屋から、ピラミッドがとてもよく見えました。身体がエネルギーですごいことになって、よく眠れませんでした。
ピラミッドがとても近くにあって、そのエリア全体がクリスタルの海のような砂漠に囲まれていて、まるで宇宙のサウナにいるような感じがしました。
エジプトは表面的には、経済的、物質的、政治的、感情的、霊的な困難を抱えた国だけれど、エジプトには魔法があると最初に思ったのは、そのときでした。
その次にそう思ったのは、砂漠の国で何千年ものあいだ保存されてきた、石の神殿のおかげです。
クリスタルのような巨大な石は、情報をエネルギー的に保存して隠しておくために使えます。ストーン・ヘンジや古代都市マチュピチュと同じように、古代エジプトの神殿も、たとえ石の神殿が荒れ果ててしまったとしても、何千年もの過去の魔法は残ります。
朝早くにエジプトの神殿の近くを歩きながら、一般の人たちが中に入れるよりも早い時間だったので、壁や柱などの古代の魔法の波動を感じることができました。
エジプトにはまだ魔法が存在していると三度目に思ったのは、ナイル川での夜でした。
万美子とわたしは飛行機でカイロからアスワンに行き、小さな個人用ボートに乗って泊まり、そのボートで一週間を過ごしました。水の上で暮らすのは、平和で不思議な感じでした。毎日、地中海に向かって川を下っていきながら、5,000年前とほとんど変わっていない風景を見ていました。
ボートでの1泊目の夜、万美子とわたしは上のデッキで夜の空気を楽しんでいました。夜空は少し曇っていましたが、星が見えていました。
川の南のほうを見ていると、暗い夜空に、何かの明るい光が動いているのが見えたのです。光は遠くに飛んで行って小さくなり、ものすごい速さでカクカクと動いていて、何度かとても急な角度で曲がっていました。
飛行機ではありません。ヘリコプターでもないです。わたしたちは急に、それがUFOだと気がつきました。万美子にとっては初めてのUFOでした！
古代エジプトの遺跡への旅で、ふたりとも普段生きているのとは違う波動に移動してしまったように感じました。
研究者が集めた情報によると、古代エジプトの人々は、現在のわたしたちの世界よりも、もっとずっと魔法にあふれる世界に生きていたようです。わたしたちとは少し違う次元に存在していた、とも言えるでしょう。
物質界で具現化されているすべてのことは、女神や神の非物質界で起こっていることの表れだと、彼らは知っていました。
聖なる言葉、聖なるシンボル、聖なる儀式を使うことによって、目に見えない創造の力を利用し、望むものを物質界で作り出すことができたのです。
巨大な石の神殿が彫刻や象形文字でいっぱいなのは、そのためです。何かの実用的な目的に使うために、そういったいくつもの強力なシンボルが、建物の石の塊を魔法とパワーで満たしているのです。
石の神殿が廃墟になって数千年経った今でも、古代の魔法はまだ感じることができます。でもそれを感じ取るには、その周波数の波動に合った波動でいる必要があります。
その魔法を感じ取る鍵は、そう意図することだと、わたしは信じています。それについては、今後の記事で書きたいです。
古代のエジプト人が、どうやって偉大な神殿を建てたり、彫刻や像を作ることができたのかは、きっとこれからも分からないでしょう。
彼らがどんな言葉を使ってどのように話していたのかすら、分かっていないのです。彼らの儀式や秘儀がどんなものであったかは、想像することしかできません。
でも、彼らがわたしたちよりも、もっとずっと日常的に魔法を意識して生きていたことは非常に明らかです。
わたしはもっと魔法がある世界に生きたいです。木、川、山、鳥など、命あるすべての存在の聖なるエネルギーを感じたいです。
まわりのすべてに女神のエネルギーを感じられる世界に生きたいです。そしてわたしと同じように感じている人たちに囲まれていたいです。
愛に導かれ、魔法が日常的にある世界に生きたいと願っています。
そんな世界を、わたしたちみんなで作ることができると信じています。その最初の一歩は、それが可能だと信じることです。
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