コロナ騒動が沈静化したのに伴って、また以前のように定期的にドラム講座が開催されるようになりました。
今回は、リズムが不安定とならぬように、演奏をどっしりと安定させることがテーマでした。
これから、リズム練習のゲームを始めます。
下の画像は、入門コースでお馴染みの4分音符を叩く組み合わせを表にしたものです。
このゲームでは、先ず、テンポは60或いはそれ以下に落とします。
メトロノームはどの種類を使用しても構わないのですが、講師は
「Click Metronome」アプリを推奨していました。
ゲームに慣れるために、最初は、4分音符の1拍目が「ピッ」と鳴るように設定しておきます。(2拍目、3拍目、4拍目の音とは違うハッキリした音という意味)
では、早速始めます。
左端の一番上は、1拍目が「ピッ」と鳴ると同時に、手を叩きます。
そして、左端の二番目は、同様に1拍目が「ピッ」と鳴りますが、手を叩くのは2拍目です。
少し飛んで、真ん中の列の一番上は、1拍目が「ピッ」と鳴ると同時に、手を叩き、次の2拍目でも手を叩きます。
要は黒丸の拍で手を叩くという単純作業です。
これを、左端の一番上から始めて、右端の最下段の4拍とも何も叩かないところまで、淀みなく続けるのです。但し、各小節は3回繰り返します。全部で16通りあるので、合計48小節で1ラウンドとなります。
以上は、準備段階です。
ここからが、ゲームの始まりです。
メトロノームの設定は、基本的に準備段階と同様ですが、1拍目が「ピッ」と鳴る音を消して(つまり、1拍目から4拍目まで全て同じ音)、そこ該当する箇所、即ち、毎回の1拍目を自分の声で「チッ」と発するのです。
違いは、それだけです。あとは、準備段階と同様に、左端の一番上から始めて、右端の最下段の4拍とも何も叩かないところまで、淀みなく続けるのです。
ここまでは、恐らく何も問題なく叩けると思います。
なお、テンポは正確さを期すため、速くても60以上には上げないほうが良いでしょう。
さあ、次の段階に進みます。今度は、手でなく、実際にスティックで練習パッドを叩きます。手順はオーソドックスなRLRL(右左右左)で叩きます。
一例を示すと、右端最上段は1拍目から3拍目まで叩くのですが、1拍目は自身の「チッ」という声と同時にRで叩き、2拍目はL、そして3拍目はR、4拍目は叩かないという手順になります。
さらに、次の段階に進みます。今度は、メトロノームなしで、自身の体内リズムを刻んで叩きます。1拍目は自身の「チッ」という声はやはり同様に発します。それ以外は上記と同じ要領です。
ここまでのゲームで物足りない方は、今度は叩く箇所をダブルストロークに変えて練習してみます。要領はこれまでと同様です。
どんどん先に進みます。今度はスティックを再び「拍手」に戻して、RLRLを足で踏みます。メトロノームはいちばん最初の4分音符の1拍目が「ピッ」と鳴るように設定しても構いません。1拍目は自身の「チッ」という声はやはり同様に発します。
一例を示すと、右端の4段目、メトロノームの最初の4分音符の1拍目が「ピッ」と鳴ると同時に手を叩き、右足を踏みます。1拍目の「チッ」という声はやはり同様に発します。次に、2拍目も手を叩きますが、踏むのは左足です。そして、3拍目は手は叩きませんが、右足を踏みます。最後、4拍目は手を叩くと同時に左足を踏みます。
これを、左端の一番上から始めて、右端の最下段の4拍とも何も叩かないところまで、淀みなく続けるのです。
以上、全て淀みなく出来れば、アドバンスコースは修了です。