台湾は気候区分で言うと、亜熱帯から熱帯に属する島ですが、首都である台北は冬場は結構冷えて、寒波が大陸から押し寄せてくると8℃くらいまで下がることが年に数回あります。
ただ、通常なら冬場でも11℃~16℃の間を推移しているので、寒冷地とはなりません。
しかし、台湾はもともと温暖な地域なので、日本のような充実した暖房設備など備えていない家が多く、冬場は部屋の中でも思った以上に気温が低くなり、しんしんと冷え込むことが多いものです。
では、その分衣服をたくさん着込めばいいではないかと思うかもしれませんが、下記のような医学的見解があります。
また、本場の中医学でも「冷え」は要注意とされており、これは外気温による冷えも身体内部の冷えも共に要注意です。
謂わば、「冷え」は万病の元とされているわけです。特に、高齢者は気をつけねばなりません。
それゆえに、特に台北のような北部地域は簡易な暖房でも良いので部屋に据え付けて、室内の温度が20℃を下回らないように設定するのが良策でしょう。
因みに、台南や高雄といった南部は、冬場でも18℃を下回ることが少なく、暖かい日(暑い日)にはプールで泳ぐこともできるくらいです。
南部は冬場でも一般に18℃~25℃、時には30℃に迫る日もあります。
天気は北部は10月後半から翌年4月初めまで北東のモンスーンにより大半が雨天、曇天です。
これに対して、南部はその間、晴天続きで正に対照的といえる天気です。
従って、高齢者には台湾南部は総じて理想的な気候といえるでしょう。日本の12月~2月の3か月を高雄でロングステイするのも選択の一つでしょう。
(台湾でのノービザ滞在可能日数90日)