今年の4月に満101歳を迎えられたピアニストの室井摩耶子氏に関して、致知出版社での次のようなインタビュー記事があります。
音楽の天才たちが残した〝魔法〟に魅せられて
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2022/08_muroi_mayako/
その中で、「名声を捨て、自分が納得する音楽を追求した歩みがあった。」とありますが、真に音楽を追求する心を持ち続けた方なんですね。
好きな言葉は、「音楽は音で書かれた詩であり、小説であり、戯曲である」。
さすがは、室井氏です。1世紀近い経験を積まれた氏の言葉の重みが違います。
そして、「五線紙に音符が書いてあるだけでしょう。いくら上手でも、
それを譜面通りにチャカチャカ弾いていたらそれは音の羅列に過ぎないんです。」
これはドラム譜にも言えることで、譜面どおりに叩くだけならAIのほうがずっと正確でしょう。
さらに、「私も80歳くらいから、新しい発見が増えてきました。」と聞くと、
60代や70代なんてまだまだこれからだという気になります。
僕自身、もう年だからという台詞は禁句です。
それは自分が出来ないことを年のせいにしているに過ぎないからです。
人間死ぬその瞬間が、自身の人生の絶頂でなくてはならないと常々思っています。
ドラムが好きならば、叩いて叩いて叩きまくって、いつか死ぬ日が訪れたとき、
そのときが人生で最高のドラムを叩く瞬間でありたいと…