令和3年(2021年)は大きく心を揺さぶられた一年となりました。
然しながら、外側の世界でどんなに嵐が吹いていようと、内側は常に静謐であれというのが理想です。
そうは言っても、言うは易く行うは難しです。
極めて理不尽な出来事に対して、抱くべきではない「復讐心」を抱いてしまうことは、聖人君子でない限り、現実社会で生きる間には往々にしてあることです。
でも、でもです。
燃え盛る復讐心と、それを消し止めようとする理性との相克で、身も心も疲れ果ててしまったとき、「復讐は神に任せる」のお話に耳を傾けることで、ひょっとして心に一筋の光明が差し込むやもしれません。
苦しい心の葛藤の末に、今自分が身を置いている次元を抜け出して、次の次元へと移行できたとき、これまでとは全く異なった風景が目の前に繰り広げられることでしょう。
今回のお話の最後に、マドモアゼル・愛さんが浮かべた笑顔が至極素敵でした。