各人が存在する次元が異なることを、簡単な数学用語で解釈する次のとおりになると思います。
まず、一部の例外を除いて、一般的に我々は小学校で「自然数」を学ぶことになります。
実際に、リンゴを机の上に置いて、右側にあるリンゴ1個と左側にあるリンゴを3個を足したら、4個になります。
つまり、1+3=4の世界です。この「自然数」の世界をA次元とします。
しかし、このA次元の住人には1-3は理解できません。つまり、「負の数」のある世界です。
しかし、「整数」の世界に行くと、「負の数」があり、これをB次元世界とします。この次元に存在する人々は1-3が理解できます。
ところが、今度はB次元世界の住人には、「分数」や「小数」があることが理解できません。
それは、「有理数」の世界に行くと、理解できるようになります。ここをC次元世界とします。
しかし、今度は、円周率πや平方根(ルート)の√2なんかが登場すると、C次元世界の住人には何のことやらサッパリ理解できません。
これは、次の「無理数」の世界に行くと、理解できるようになります。ここをD次元世界とします。
ここまで述べてきたAからD次元世界までが「実数」世界です。
ここら先は、「虚数」の世界が登場してくることになり、E次元世界とします。つまり、「複素数」の世界です。
話を元に戻しますが、我々地球世界の住人の大半はいまだにA次元世界である「自然数」の世界にいます。
中には例外的に、「整数」のB次元世界に住まう人もいますが、A次元世界の住人の殆どがB次元世界の話の内容が理解できず、あいつは頭が可笑しいと揶揄したりします。
A次元世界の住人であっても、B次元世界の話が理解できる住人もいて「覚醒した人」と呼ばれているかもしれません。
次元が異なるということは、こういうことだと思います。
しかし、A~E次元には何れも優劣はなく、すべてが学びの段階にあると言えるでしょう。