中医学では病気になる原因として、6つの「邪」を挙げています。
すなわち、「風、寒、暑、湿、燥、火」です。
このうち、最も重要視しているのが「寒邪」です。
極簡単に言えば、体を冷やしてはいけないということです。
季節は秋分を過ぎて、これから、次第に秋が深まっていきます。
夏の間に、暑いとばかりに、キンキンに冷えたビールを空腹で飲んだり、かき氷やアイスをたくさん食べたりすると、その影響が秋から冬に出てきます。
「寒邪」は外側からと内側からやってきます。
これから数か月も経たないうちに、木枯らしが吹き始め、外側から寒さがやってきますが、これは誰でも感じることです。
しかし、それより怖いのは内側からやって来る「寒邪」です。
普段から、冷たいモノで胃腸を冷やしていると、免疫力がドンドン落ちていきますから、冬になると容易く「風邪」にやられてしまいます。
特に、冷え性の方が真夏といえどもアイスやビールというのは、ほぼ自殺行為です。
さらには真冬にアイスを食べるのは…
アジア人はロシア人などとは体質が全く異なります。間違っても彼らの真似などしないように。
僕はこれまでに、多くの中医師(漢方医)に掛かってきましたが、どの医師も口を揃えて「冷たい物はダメ」と言われます。
食生活に全く目を向けることなく、居酒屋でビールで乾杯、不調になれば「漢方胃腸薬」を飲んで事足れり、翌朝は健康ドリンクを飲んで元気になった錯覚。そして冬に風邪をひけば、手当たり次第に薬を飲んで、その場しのぎをする。
数年後、十数年後にガンにならないほうが不思議というもの。
関西にお住まいの方は
漢方薬剤師 白石光彦みっちー漢方TVを訪ねられるといいかも。
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