私のホームドクターも推奨している貴重な一冊です。

出典:三民書局(https://www.sanmin.com.tw/search/index/?ct=K&qu=%E9%9B%B6%E5%82%B7%E5%AE%B3%20%E4%B8%AD%E9%86%AB%E6%B2%BB%E7%99%82%E7%99%8C%E7%97%87&ls=SD)
先年、日本で結構有名な医療ドラマ、『Doctor-X 外科医・大門未知子』が放映されていましたが、主人公の毎回目を見張るような手捌きによる外科手術で、大勢の癌患者が救われたというのが何時ものパターンです。
すでに末期もしくはそれに近い状態まで進行してしまっていたら、西洋医学による外科手術で、「とりあえず」病巣を除去することは、ある意味やむを得ないのかもしれません。
しかし、問題は、手術が無事に成功裏に終わり、めでたしめでたしで退院した後です。
患者さんが、それこそ「めでたし」とばかりに、医者におんぶに抱っこで全面的に依存したまま、以前の生活にまた舞い戻ってしまったら、多大な犠牲を払って手術した意味がありません。
中医学は「未病」「医食同源」が基本です。その前提は、平素から自分の体、心を労わって「養生」を心掛けることにあります。
日本の某製薬会社のCMを見てると、「漢方」でなんとかと宣伝していますが、それは西洋薬の発想で漢方薬を服用するようなもので、一つ間違えると効果がないばかりか、副作用をも招きかねない感じです。漢方はそんなお手軽なモノではない筈です。
この書籍はもちろん中国語で書かれたモノですが、日本語に翻訳されて出版されれば、この書籍を閲読して、中医学に対する見方も変わる一助になるのではないかと思われます。
註:僕が言う「西洋医学」とは、ロックフェラー医療を旨とする現代の標準医療のことを指しています。