訪問介護報酬の引き下げで生まれた新たな覚悟 | 脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

2020年3月に脳出血を発症し左片マヒに。リハビリとスピワークを通して、全快復を目指すおじさんの手記。併せて半生を振り返る半生記をエッセイ風に綴っています。

 

こんにちは、デイヴですニコニコ

ご訪問ありがとうございます<(_ _)>

2020年3月半ばに脳出血を発症。

左片麻痺の後遺症があるも、リハビリに勤しみながら

五体満足の身体に戻すべく奮闘中💪

 

日々の暮らしの中で起きた小さな出来事や

半年間の入院中のエピソード、

自分の歩んできた半生、

好きな鉄道ネタを気ままに綴っています照れ

よろしくお願いしますおねがい

写真はネットからお借りしていますm(__)m

今年(2024年/令和6年)4月1日、

訪問介護の報酬額が改定されました。



『改定』と言うと良さげに聞こえますが、

厚労省の言い分では、

「訪問介護サービス事業者の収益率が高いので是正する」

とのことで、実質引き下げられたのです😭

収益率が高い、と言いますが、

現実にはヘルパーのなり手がおらず、

どこの事業所も慢性的なヘルパー不足の中で運営していて、

少ないヘルパー人員の過重労働に頼って

なんとか支えられており、

必然的に人件費が伸びない中、

結果的に収益率が高まるという、

いわば「ねじれ」現象にすぎないわけですが、

厚労省が単純な数字の辻褄合わせをするかの如く、

「事業者が高収益なので、他の事業者と均(なら)す」

と、特殊な事情も考慮せずに一刀両断に

減額するということになったようです。

(デイヴの解釈に間違いありましたらご指摘ください🙇‍♂️)


話を聞いたデイヴは、理不尽に思いました。

単純な経営指標の高低の線引きで、

報酬額が減額されるんです。

零細な介護事業所は運営が立ち行かなくなり、

倒産、解散、の憂き目に遭うケースが

増える気配が大いにある。

あおりを受ける利用者の事情は

ほとんど考慮されていない、

と映ります。

「要介護者・要支援者はくたばってよろしい😛」

と言われているようで、

腹ただしいことこのうえない😡

と見る向きもあります。


この報酬額改定とともに、訪問リハビリの点数見直しも行われ、

結果的にリハビリ回数が減ることになりました。

現在、お世話になっている訪問リハビリは、

週2回(PTとOT)の月8回ですが、

改定後は月4回が限度いっぱいとなり、

今後(10月〜)は訪問リハビリが半減します。


先日、リハビリ事業所のスタッフが訪れて、

この説明を受けました。

改定の背景を聞いても、こちらとしては

素直に承服できず、ムッとしましたが、

今回の措置によって
「麻痺を克服する」方に、
よりドライブがかかる、というか、
「介護保険からの早期脱却」を目指す
新たな覚悟が生まれました。
健全に運営している訪問介護サービス事業者にとっては
このアウェーな国の施策には気の毒なことですが、
事業者にとっても利用者にとっても
ウインウインの関係ができるよう、
知恵を絞ってもらいたいものです。

一見、心がザラつく酷い政策が、
民間事業者を強くするきっかけにもなりますから、
それを期待するとしましょう。