入院回想<8>~食事風景 | 脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

2020年3月に脳出血を発症し左片マヒに。リハビリとスピワークを通して、全快復を目指すおじさんの手記。併せて半生を振り返る半生記をエッセイ風に綴っています。

こんにちは、デイヴです。


 2020年3月半ばに脳出血を発症。

約半年間の入院生活で経験した
さまざまなできごとを回想録として綴っています。

2020年3月終わり頃に集中治療室から急性期病棟に移動。

病室は4〜5人がいましたが、

どうやら高齢者ばかりで、

大半が認知症の患者だった印象です。


朝、起床すると宿直の看護師が巡回して、

体温・血中酸素濃度と血圧測定のバイタルチェック。

10日ごとに採血があり、これは退院まで続きました。

その後、テレビカードでNHKの朝ドラを視聴。

この時は『エール』とBSの再放送枠で

ヒロインを、若き頃の斉藤由貴が務めた『はね駒(こんま)』が

放送されていました。

さてこの頃の楽しみは、食事🍚



ナースステーション前に50〜60席ほどのルームがあり、

日中はここで見舞い者と患者が面会したり(もっとも

当時は新型コロナ禍で緊急事態宣言が出ようとしていた

ので、見舞いの来訪は禁止されてました)、

朝昼夕の食事をする食堂として使用していました。


僕の場合、どういう理由かわかりませんが、

食事は病床で摂っていて、

時間になると担当看護師が配膳に訪れます。

日中はリハビリのコマがある以外は、

何もすることがなく、自宅から持ってきたiPadで

コンテンツを閲覧する程度。

食間に何かを口にするわけでもないですから、

食事どきが近づくと空腹でお腹が鳴り出していました。

このころの献立は、すっかり普通食になっていて、

ペースト状の嚥下食を見ることはなかったのですが、

汁物やお茶には引き続き『とろみ剤』を配合して

誤嚥防止を図っていました。


食間は何も摂っていないので、

どんな献立もすべてが美味しく感じられ、

毎食とも完食。

食事に関してはまったく手がかからない、

“優秀な患者”だったと思います(笑)