こんにちは、デイヴです。
2020年3月半ばに脳出血を発症。
約半年間の入院生活で経験した
さまざまなできごとを回想録として綴っています。
2020年3月終わり頃に集中治療室から急性期病棟に移動。
病室は4〜5人がいましたが、
どうやら高齢者ばかりで、
大半が認知症の患者だった印象です。
朝、起床すると宿直の看護師が巡回して、
体温・血中酸素濃度と血圧測定のバイタルチェック。
10日ごとに採血があり、これは退院まで続きました。
その後、テレビカードでNHKの朝ドラを視聴。
この時は『エール』とBSの再放送枠で
ヒロインを、若き頃の斉藤由貴が務めた『はね駒(こんま)』が
放送されていました。
さてこの頃の楽しみは、食事🍚
ナースステーション前に50〜60席ほどのルームがあり、
日中はここで見舞い者と患者が面会したり(もっとも
当時は新型コロナ禍で緊急事態宣言が出ようとしていた
ので、見舞いの来訪は禁止されてました)、
朝昼夕の食事をする食堂として使用していました。
僕の場合、どういう理由かわかりませんが、
食事は病床で摂っていて、
時間になると担当看護師が配膳に訪れます。
日中はリハビリのコマがある以外は、
何もすることがなく、自宅から持ってきたiPadで
コンテンツを閲覧する程度。
食間に何かを口にするわけでもないですから、
食事どきが近づくと空腹でお腹が鳴り出していました。
このころの献立は、すっかり普通食になっていて、
ペースト状の嚥下食を見ることはなかったのですが、
汁物やお茶には引き続き『とろみ剤』を配合して
誤嚥防止を図っていました。
食間は何も摂っていないので、
どんな献立もすべてが美味しく感じられ、
毎食とも完食。
食事に関してはまったく手がかからない、
“優秀な患者”だったと思います(笑)