愛猫ルイと涙のお別れ | 脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

2020年3月に脳出血を発症し左片マヒに。リハビリとスピワークを通して、全快復を目指すおじさんの手記。併せて半生を振り返る半生記をエッセイ風に綴っています。

こんにちは、デイヴです。

突然ですが、わが家の同居猫、
キジトラの「ルイ」♂が、
夏至前日(6月20日)の昨夜21時過ぎにみまかり、

黄泉の国へ旅立ちました。

 

享年、推定15〜16歳。

人間の年齢に換算すると70歳台後半から

80歳。

猫の平均寿命が15〜16歳と言われる中、

ほぼ天寿をまっとうした、と言っても良いかと。

 

ルイが、わが家の一員として黒猫のピンキー♀とともに

迎え入れたのは、2010年5月。

ルイは推定1歳半、

ピンキーは推定生後半年でした。

元々彼らは東京・練馬区内の住宅地に棲みつく地域猫の一員。

単独で生きていくのが困難な個体、とボランティアさんが保護猫として認定。

捕獲して去勢し、里子候補としてネットで紹介されてされていたのを

わが家が里親として手を挙げた、という経緯です。

 

ボランティアさん宅でケージに入っていたルイと対面すると、

おどおどしながら目を合わせてきたのが印象に残っています。

 

どんぐりまなこにでっぷりとした鈍重な体格。

ハチワレがくっきりしてイケメンなんだけど

歩けば恐竜の「なんとかザウルス」的な愛嬌ある歩き方で、

一気にわが家のアイドルになりました。

とにかく甘えたな男の子で、

しょっちゅうスリスリしてくるし、

モフモフの身体を撫でられるのが

とても好きでした。

いろいろありましたけど、

この14年間、大過なく過ごせたのも

ルイの健康に裏打ちされたものでした。

ルイとピンキーはなぜか相性がよく、

頻繁にけんかはするものの、

気が付けばよくくっついていました。

ラブラブ~❤️

 

その後、2011年10月、息子の同級生が連れてきた、白黒ブチの末娘「さくら」が仲間入り。

当時で推定生後半年、というところ。

おてんば娘が新しい家族に加わり、デイヴ宅の猫社会は

賑やかになったのでした。

 

ブランド猫は、比較的短命、と言われる中、

そこは雑種(ミックス)の強み。

 

入院を含む大病を患ったこともありましたが、

ルイの生涯の大半は、

よく食べ、よく眠り、よく甘える。

猫ならではの一生だったと思います。

 

前週までは特に不具合もなく、

食欲旺盛で健康そうだったんですが、

今週に入ってから、極端に食欲が無くなりました。

足元に来てスリスリするものだから

てっきりお腹が空いたんだろう、と思い

ドライフードをお皿に注いでやっても、一瞥するだけ。

ペースト状のおやつ・チャオちゅ〜るは舐めるものの、

摂食はそれだけになりました。

 

 

 

水もほとんど飲まず、

昼間はベッドの下に隠れて過ごすことが

多くなりました。

夜になるとベッドに上がってきて、

デイヴの真横に横たわり、

ゴロゴロゴロ…と甘えていましたが、

じっとしていると身体がつらいのか、

床に下りてダイニングテーブルの下に

うずくまったりしていました。

 

水曜日にはちゅ〜るすら舐めなくなり、

水を少し口にするだけ。

 

そして昨日。

ちゅ〜るを小皿に出してやると、

鼻は近づけるのですが、

舐めるのは躊躇。

 

そのうちピンキーがササっと近づいて横取りしていき、

ルイはそれをただ眺めるだけでした。

 

午後はベッドの下に隠れて、

出てきたと思ったら、激しくえづきます😱

が、なにも摂食してないがゆえに吐くものは何もなく、

そのままダイニングテーブルの下へ退却。

日が暮れると、じっと横たわるのがつらいのか、

何度も体勢を変えたり、横になる場所を移動したり。

 

そのうち荒く、しかも浅い息づかいをするようになったんです。

 

「今夜がヤマ場かも…」😢

 

そう思った刹那、ダイニングの方に向かい、

苦しそうに横たわるルイの背中や脇腹を撫でながら、

「これまでありがとう」

「よくがんばったね」

「向こうに行ったら、お母さん(亡き家人)が迎えてくれるよ」

と最期の言葉をかけてやりました。

その後、ルイはダイニングチェアの下に移動。

 

引き続き、浅くて荒い息づかいをしていましたが、

時刻にして21時10分頃、

突然、

ウギャーーーーッ‼︎🙀

と、今まで聞いたことのない大音響で

断末魔のような叫び声をあげたかと思うと、

そのままぐったりと力が抜けて、絶命しました。

ルイの魂は、

虹の橋🌈を渡っていったのです。

 

最期はとても苦しかったんでしょう、

失禁し、叫んだ口はあんぐりと開いたまま。

目は、苦しみと哀しみが入り混じったまなこを

カッと見開いたままでした。

 

悲壮で哀れに見えるルイが目に入ると、

こちらは涙で目がかすみながらも、

棺に見立てた段ボール箱を用意して、

なきがらを納めます。

 

週始めからほぼ摂食してないルイは、さすがに全体的に細っていて、

2本の前足を片手で持ち上げるとけっこう軽く、

胴や後ろ脚、尻尾がだらーんと下がるのが何とも哀れ😭

 

日付が変わろうとする頃、

急を知った次男が電車を乗り継いで、

都内から駆けつけてくれました。

ルイを抱き上げた彼はよだれでベチャベチャの口元を清拭し、

見開いた眼を閉じ、

仏花を生けてくれました。

ルイの身体は早くも硬直が始まっていました。

棺の中で身体を休めるルイ⇂

ピンキーも、ルイの身に何かあったことを悟ったのか、

棺の周りをくんくん嗅ぎながら廻っていたことです。

次男は遺髪(?)として、モフモフの毛も採取してくれました。

 

 

明けて夏至の今日(6月21日)。

隣市が運営しているペット斎場に問い合わせ。

明日(22日)の午後に火葬の予約ができました。

 

あと20数時間、束の間の別れを惜しむとします。

今から10年前、今よりも若々しく超甘えたのルイ動画。

途中からおてんばのさくらも

「アタシもかばってよー」と

乱入してきます↓

 

 

ルイとの15年間の歩みは、

今日の投稿だけでは書ききれません。

これからしばらくは

「ルイ追悼祭り」と題して、

いくつかのエピソードを記していこうと思います。

ちょっとおとぼけ顔のルイは、

わが家を笑いに包んだヒーローでした。

苦しそうに逝ったルイですが、

虹の橋を渡り切った対岸では、

亡き家人がにこやかに迎えてくれたことを信じます。

ルイ、ありがとう。

ゆっくりと休んでね。