「正義と悪」で思うこと | 脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

2020年3月に脳出血を発症し左片マヒに。リハビリとスピワークを通して、全快復を目指すおじさんの手記。併せて半生を振り返る半生記をエッセイ風に綴っています。

こんにちは、デイヴです。

ロシアとウクライナの紛争が起きてからまる2年経ったそうです。

未だ戦闘が終わる気配のない紛争。

日本はじめ西側諸国は有無も言わさずロシアを悪者として非難し、彼の国に経済制裁を課すなど、

国家間の軋轢は増すばかり。

 

「軍事侵攻を画策した指導者のプーチン大統領憎し」と、世界中が一方的にロシアを断罪し、

ウクライナの大統領・ゼレンスキー氏を正義のヒーローに仕立て上げていますが、

本当に正義はウクライナで、悪はロシアなのでしょうか?

 

 

 

ウクライナに侵攻したのはロシアであり、それを先導したのはプーチン大統領。

でもプーチン氏には同氏なりの正義があるはずです。

プーチン大統領掲げる正義に大多数のロシア国民が賛同しているからこそプーチン氏は立脚し続け、

紛争が止む気配はありません。

片や、侵攻された側のウクライナ率いるゼレンスキー大統領には世界中から同情が集まり、

彼は『ヒーロー』ともてはやされていて彼の主張が『正義』とされていますが、

しかしゼレンスキー氏はすすんで停戦し、和平の道を決して探ろうとはしてしない。


お互いの武力行使が止まらない中、そのあおりで民間人がどんどん犠牲になっています。


果たしてそれは本当に『正義』なのでしょうか?……

「『正義』と『悪』は、見方を変えると逆転する」と言われます。

マジョリティが「それは正しい」と認めている中、仮に異論を唱えるひと握りのマイノリティがいたとして、

『正義』を振りかざしたマジョリティに徹底的に責められたとき、

それはもはやイジメであり、ひどくなって踏みつぶされるようなことになると弾圧にすり替わります。

何が正義でどんなことが悪なのか、

政府やメディアの一方的な煽動に踊らされることなく、冷静に考える必要がありそうです。


国民的人気漫画『アンパンマン』では、常に悪さをして周りを困らせる

宿命の敵・バイキンマンを毎回蹴ちらせて懲らしめますが、

決してアンパンマンはバイキンマンを殺めて亡きものにしようとはしません。

このことについて、作者の故・やなせたかし氏は、

バイキンマンにはバイキンマンなりの『正義』があるからかもしれないしね

と、こんな持論を周囲に開陳したらしいです。


戦時中に応召し、激戦地で地獄を見たやなせ氏の世界観は、

あらゆる事象をいろんな角度から見つめてみることの大切さを示唆しています。


一般人・デイヴの身にできることはただ一つ。

「自分を含むあらゆる人々が、笑って楽しく暮らせることを祈る

 

ことでしょうか。