関東甲信越地方は梅雨明けしたと言うのに、我が大崎上島は雨続き。

こんな時は畑の仕事ができなくて、多少時間があるのでブログの続きを書いてみようかと思う。


時系列に沿って、一年くらい前からの話を書いてるのでややこしいかもしれないが、色々あったから、今書かないと忘れそうなのでご勘弁を…(笑)


それにしても、サッカー日本代表は残念だった。

でも、日本人として、とてもいいものを見せてもらったように思う。

さて、話の続き…




お盆明けに出社した時に、僕は社長に退職届を手渡した。

会社は慢性的な人手不足。
当然、引き止められた。

でも、時期をずらすことで気持ちが萎えてしまったりするのを避けたかったし、タイミングを逃して後悔したくなかったので、あーだこーだ言われながらも何とか押し切った。


退職が決まってからも大忙し。

なんと言っても急に決まった「離島」への引っ越し。
最初から思いがけない壁に当たったのだ。


どこをどう調べても、島に不動産屋さんと言うものを見つけられない。
つまり、アパートやマンションと言う賃貸物件がないのである。

お盆休みにお世話になったシェアハウスはあるが、宿泊中に手のひらサイズの家グモ(これを僕らはアレキサンダーと呼ぶ)に遭遇したので、クモが大嫌いな僕としては、できるならそこに住むのは避けたい。


苦肉の策に僕が選んだのが、町が管理する「トライアルハウス」である。




でもそこは、大崎上島に移住しようかな?と考えてる人が、少しの間島暮らしを体験するための「トライアル」な「ハウス」なので、借りれる期間は最大でも3ヶ月。

それでもラッキーなことに、2棟のうちの1棟が3ヶ月間空いていたので、僕は期間めいっぱい借りる事にした。


しかしながら、町としても僕ら以降の利用者の予約もとるので、当然延長は不可。

つまり、島に引っ越したはいいが、3ヶ月以内に次に住むところを見つけなければならないのである。


まぁ、でもおそらく大丈夫。

そう言う綱渡りは得意である。(笑)




住む所が決まったら、次はトラックの手配だ。

僕は若い時に車の免許を取得しているが、一度免許をなくしていて(これを世間では『免許取り消し』と言うのかもしれない)、取り直した時には道交法が変わっていて、2トントラックまでしか運転することができない。

4トン車なら一度でいいが、2トン車なら一宮と大崎上島との間を2往復しなきゃいけないかもしれない。

しかし、2トン車にも色々種類があるので、とりあえず大手のレンタカー会社に電話をして、話を聞いてみることにした。


すると、2トン車のロングが借りれる…と言うのである。


運送屋にいたことのある僕は、車の重量的に言って、ロングは無理じゃないかな?と思ったので確認したのだが、先方は僕の免許でも「運転できる」と言うのである。


まぁレンタカー屋がそう言うのなら間違いないだろうし、同じ2トン車でもロングなら1往復で済ませられるか…と思い、そのトラックを借りることにした。

これが、後でとんでもない苦労をすることになるのだ。



さらに、引っ越し準備は忙しかったが、大阪の音楽仲間が声をかけてくれていた、「イオンモール京都」でのライブに参加することにしたのだ。


僕は去年の2月に、THE FUSE(30年前に浜田省吾さんのバックを勤めていたバンド)の元ドラマーと元ベーシストを呼んで、自身の引退ライブを行った。




アマチュアの分際で引退???
と思われるのは当然だが、夢に向かって本気で進もうとした時、趣味のバンドにうつつを抜かしてる場合ではないと思って、最後に大きなイベントを企画したのだ。

僕は本来ドラマーなのだが、このライブには僕の尊敬するドラマーを呼んでいるので、僕は主役であるボーカルを務めたのである。

僕の引退ライブなので、それはそれでいいのだが、ドラマーとしての引退ライブとはならなかった。


大阪の音楽仲間が声をかけてくれたこの「イオンモール京都」でのライブは、日程的にちょうど引っ越しの1週間前だし、ドラマーとして声をかけてくれたので、長年叩いてきたドラムを、少しの間封印する最後の機会を与えてもらったと思って、参加することにしたのだった。



バンド名は、浜田省吾ファンならすぐにピンと来るであろう…

The Moonlight Cats

大阪の友人のバンドがベースとなり、愛知県のサックスプレイヤーが加わりそこに僕が参加。

愛媛県のコピーバンドのドラマーさんがゲスト参加したり、予想以上のお客さんが駆けつけてくれたりして、とても楽しみながら最高の形で音楽活動に一旦ピリオドを打つ事ができた。

The Moonlight Cats のメンバーと見にきてくれた皆さん、関係者の皆さんに感謝である。



さて、引退ライブも終わり、一宮市役所へ行って転出届も済ませ、引っ越しまであと2日…となったある日、僕のスマホに予約をしていたレンタカー会社から着信があった。


電話をとった僕は、衝撃を受けた。


予約したトラック(2トンのロング)は、僕の免許では運転できないことがわかった…と言うのだ。



今さら…

ちょっと待て…

そうなんじゃないかな?と思ったので、あれほど確認したじゃないか!

応対した者が新入社員で、確認不足だった?

それにしても、今日は何日だと思ってるんだ!引っ越しの2日前だぞ!
今からじゃ、何をどうすることもできないじゃないか!

とりあえず今から行くから、話ができる人を待たせとけ!
そう言って僕は慌てて家を出た。


レンタカー屋に着いて、各支店を束ねてるであろう統轄店長と言った人と、結構な長時間話をしたが、結局のところ相手は道交法なのでどうする事もできず…

借りれるトラックは一つだけ。


2トンのショートである。


パワーゲートなどを付けると、車の重量がオーバーして僕の免許では運転できない。

恐れていた事態が現実になってしまった。


したがって、僕は次の内容で話を付けた。


①、2往復しなければならないかもしれないので、今からトラックを借りるが、料金は1日分しか払わない。

②、同じく2往復しなきゃいけないかもしれないので、必要なガソリンは入れるが、満タンで返すことはしない。


統轄店長と言う人も「それでいい」と言うことになったので、僕は一旦家に帰り、さゆりを連れてもう一度レンタカー屋に行って車を借りてきて、早速引っ越し荷物を積み込むことになってしまったのである。



2往復となると、ガソリン代や高速代が倍かかることになる…

できるなら1往復で済ませたい…

果たしてこの小さいトラックに、我が家の家財道具が入るのか…


悪戦苦闘が始まった。




積み込むのに時間がかかったこともあるが、何とか入りそうだったので2往復するのをやめて、1往復で済ませる事を決意。

ギャンブルである。(笑)



結局、アオリを開けたら荷物が崩れて来るような状況になってしまったが、何とか載せ切る事ができた。

僕は荷造りの天才か?と思うほどだ。


なるべく荷物を崩さないように、そんなに急がずに高速を走り、フェリーに乗り島へ渡り、トライアルハウスにとりあえず荷物を突っ込んで一宮へトンボ帰り。

夜中に着いたが、24時間営業のレンタカー屋にトラックを返し、荷物の何もない部屋で一夜を過ごして、次の日は部屋を業者に返す日。

いくら取られるか心配だったが「6年も住んだ割にはとても綺麗だ」とのことで、掃除にかかる基本料金だけで済んだのは幸いだった。



いよいよ、新天地への旅立ちである。

6年間も世話になったマンションよ、ありがとう!



この、行き当たりばったりの先に何が待ち受けているのだろうか…?(笑)