さてと…

なかなか話が進まない。(^_^;)

書いてると色々思い出して書かずにはいられなくなってるので、色々細かい話が出て来ますが、どうかご勘弁を。m(_ _)m





昔からの悪いクセである「なんくるないさ〜」精神で、なんとか大崎上島へ移住することに成功したわけだが、生活していくには、どうにかして二人とも仕事を見つけなければならない。

当然、島には知り合いもいないわけだが、唯一の知り合いと言えば、2ヶ月前この島に遊びに来た時にお世話になった「山尻シェアハウス」のオーナー、松本さんである。



話はだいぶ前にさかのぼるが…
(進まないのにさかのぼるんかい!)
お盆休みにこの島に遊びに来ようとした時、いつものように車中泊するつもりだったのだが、道の駅のような施設が島にはなく、車中泊できるような場所もないため、僕は宿泊先を探していた。

有名な温泉旅館はあるが、3泊もする予定なのでそんな高いお金を払う気もなく、僕が見つけたのが「山尻シェアハウス」という、いわゆる「シェアハウス」だったのである。







通常「シェアハウス」という形態は、どちらかと言うと「アパート」みたいなカテゴリーに属すると思われ、ある程度の長期間住む人を対象にしていると思われるのだが、ここのオーナーの松本さんは「移住を考えてる人だったら、短期間でもいいですよ。」と、3泊4日の予定の僕たちを、快く迎えてくれた。

ご自分の故郷である大崎上島が大好きで「島に来てくれる人ならいくらでもバックアップしますよ!」と言う考えの若者だ。

僕はその松本さんに、移住したい旨を話してあったので、とりあえず「ホントに移住しちゃいましたよ!」と挨拶するのと同時に、お願いしたい事があって伺ったのである。


大崎上島には、Iターンの先輩が老若男女たくさんいらっしゃる。


その中でも、京都から移住されて大崎上島を代表するレモン農家さんの一つとして成功された「岩崎農園」と言う農家さんがいらっしゃって、ぜひともその岩崎さんに引き合わせてほしい!と、ずーずーしくも松本さんにお願いしたのである。


岩崎農園さんは、ご主人がレモンを中心とする柑橘を生産し、奥様がジャムをはじめとした様々な商品化を行い、広島県内外でのイベントやショップで販売をされてる有名な農園さん。

テレビにも何度も出演されたりしててこれからこの島で柑橘農家を目指す者としては避けて通れない、大きな「目標」のような農家さんである。

同じIターンの先輩でもあるし…


松本さんは、忙しいのにもかかわらず岩崎さんと連絡を取って、日時や場所などを決めて段取りを組んでくれたのである。



この岩崎さんとの出会いが、僕のこの先の方向性を決める、重要な出会いとなるのであった。



数日後、僕は岩崎さんのご自宅にお邪魔した。


奥様が対応してくれて、お忙しいのにご主人が時間を割いてわざわざ農園から駆けつけてくれた。


自分たちが今はどう言う状況で、この島でどんな事がしたいのか、僕は時間を忘れ熱心に語ったのを覚えている。


お二人は「島に来たばかりの自分たちと状況や目標が似ているので、ぜひ応援したい」と言ってくれたのだった。


今となっては大きな声で言ってはいけないが、とにかく僕らはお金がなかった。(笑)


僕の理想だけを言えば、柑橘農家さんでアルバイトをしながら、柑橘農家さんとしての修行ができれば、それ以上のことはない。

多分そんな話もしたんだろうと思うのだが、これがとっても人の良い岩崎さんを悩ませることになったのかもしれない…(^_^;)



今から思えば、の話ではあるが…

柑橘農家さんは従業員を雇わない。
冬場の収穫時期は忙しいが、それでも毎日人を雇えるかと言えば、それはわからない。

一人分の仕事量しかない時に、バイト代を払って人を使うというのは、経営者としてしてやってはいけないこと。

「修行」という名目であれば、僕はバイト代無しでも仕事をする価値はあるのだが、「お金がない」と言っている僕を賃金無しで使うこともできずに、きっと困ってらしたんだろうなぁ‥と大変申し訳なく思うのである。(^_^;)


岩崎さん、ごめんなさい!m(_ _)m



とにかく、まだ収穫には時期的に早いし、今まで一生懸命汗水流して、理不尽な事にも歯を食いしばりながら働いて来たんだから、しばしの間ゆっくりと体と頭を休めますか!(^o^)/

という事で、島での長期バカンスと相成ったわけである。(笑)































そうこうしてるうちに岩崎さんから、一本の電話が入る。


「僕の師匠を紹介しますから、一度一緒に飲みましょう。」


これがいわゆる
「師匠の師匠」

河田さんとの出会いである。


この出会いなくして、この後の僕らの生活は語れないのである。