気合いを入れ直して仕事を見つけなきゃとは言ったものの、僕はできるなら柑橘一本に絞ってやっていきたい。



そろそろ収穫の時期だから声がかかるだろうし、忙しさがわからないので他のバイトを入れるわけにもいかない。



つまりどーゆー事かと言うと、探すのはさゆりのお仕事!と言う事である。(^_^;)



とは言え、僕も失業保険をもらうつもりでいたので、とりあえずフェリーに乗って竹原の職業安定所に足を運んだのであった。




レモンをはじめとする柑橘の収穫はこれから忙しくなって来るとはいえ、1年間通して従業員を雇う農家さんは、そうそうないことはわかっている。


しかしながら、万が一そんな柑橘農家さんがあって、そこに就職できたら、修行しながら稼ぐと言う事において、それ以上の事はない。


そんな淡い期待を抱きながら、職業安定所のでパソコンのキーボードを叩いていた。



柑橘農家と、さゆりの就職先…

ぼーっと眺めていた募集企業一覧の中に、大崎上島の「文田しいたけ」と言う名前を見つけた。



文田



そう言えば、飲み会の時に紹介された柑橘農家の文田さんには、いとこさんがいらっしゃって「文田しいたけ」と言う会社の社長さんをやってらっしゃると



これはまさしく、話に出ていた「文田しいたけ」なのではないか!



「文田のしいたけ」は、広島県内ではけっこう名前が知られており、京都・大阪・名古屋などでも販売していると言う、島では大きな工場である。



文田しいたけの工場。


ファーマーズマルシェに出店したしいたけ。
みきゃんもお手伝いしたのだ!(^_^;)




おばちゃんと言ったら失礼ではあるが、さゆりと同年代かもう少し上の年齢の女性たちがたくさん働いていて、なかなか働きやすそうでは



さらに言うと、島ではそんなにワガママが言えるほど仕事があかるわけではないので、この「文田しいたけ」が、さゆりの職場候補の筆頭に上がったのである。



しかし、ちょっと心配な点がひとつだけあった。



求人が出された日付けが、だいぶ前の日付けになっていて、ひょっとしたらもう採用が決まってしまって、募集をしていない可能性があったのだ。



そこで僕は、いとこさんだったら気軽に電話して聞いてみて頂けるかなぁ?と思って、飲み会の時に連絡先を交換した柑橘農家の文田さんに電話をしてみたのである。



「大変申し訳ないのですが、まだ募集をされてるか聞いてみて頂けないでしょうか?」



「わかったよ~。聞いてみてあげるわ。また連絡するね。」


文田さんは、快く引き受けてくれた。



とりあえずアクションを起こしたし、僕の仕事はそもそも探すつもりはなかったので、島では買えないようなものをの買い物を済ませて、フェリーに乗って島へ戻った。




セブンカフェのコーヒーも久しぶり!



島はやはり、本土に比べれば多少物価が高いし、ピンポイントで欲しいものがあるわけではないので、月に一度くらいはこうして本土へ買い物に来るべきだなぁと思う僕らであった。




するとほどなくして、文田さんからの電話が鳴った。



「お手数をおかけしてすみません。まだ募集されてましたか?」



「あのね、話しといたからいつでも面接に行っていいよ。」



⁉️


なんと話が早い!(^_^;)



募集をしてるかどうかを飛び越えて、こーゆー人がいるから面接してあげて!と言う話までしてくださったようだ。



感謝、感謝である。(T ^ T)



鉄は熱いうちに打て!なので、すぐに文田しいたけさんに電話を入れ、面接の日時を決めて頂き、慌てて買ってきた履歴書の作成にとりかかる。(^_^;)



写真はどこで撮ればいいのか?



島の写真屋さんを調べて、そこに行って証明写真を撮る。



ドタバタではあったが、面接を終えたさゆりは、無事に就職が決まり「2人して無収入」と言う、青ざめるような状況から脱出する事が出来たのである。ε-(´∀`; )



良かった良かった。




時を同じくして、僕の方にも岩崎さんから「◯◯日から来てください。」と連絡があって、レモンの収穫のバイトが入り出した。


僕の場合は、アルバイトであると同時に、柑橘農家としての修行のスタートである。

気合いを入れにゃあ!(^o^)/



ひろーい師匠のレモン畑。


収穫したグリーンレモン。


規格外のレモンは頂きます。(^_^;)


プチバカンスもそろそろ終わりと言う絶妙なタイミングで2人とも仕事が決まって、順調な滑り出し。

ちょっと困った問題もあることはあったが


それは次回書くとしよう…(^_^;)