滋賀県の信楽(しがらき)へ行ってきました。

 

信楽といえば、まず思い浮かぶのが「たぬき」。

 

ホントにいるわ、いるわ、たぬきだらけ笑

 

信楽はもちろん「たぬきだけの町」ではありません。


信楽焼は日本六古窯の一つに数えられる、歴史ある焼き物です。

 

器や花器、壺などはもちろん、建築資材や庭園陶器など、実にさまざまなものが作られています。

 

きっと信楽の職人さんの中には、こんな風に思っている方もいらっしゃるにちがいありません。

 

「信楽はたぬきだけじゃないんだ!」「もっといろんな焼き物を見てくれ!」

 

とはいえ、現地ではそんなことはお構いなし。大々的にたぬきを推しています笑

 

そんな焼き物の本場・信楽で、せっかくなので陶芸教室にも参加してみました。

 

 

仕上げは、釉薬を付けるタイプと、釉薬を使わない素焼きタイプの2種類から選べました。

 

信楽焼っぽいのは素焼きタイプとのこと。ということで素焼きタイプを選びました。選ぶタイプによって使う粘土も違うそうです。

 

作るのは、ちょっと大きめの湯飲み。というより……コーヒーカップかも。

 

教室内に置かれていたサンプルの中から、これを参考にしよう:

 

粘土は焼くと縮んで、完成時には15%ほど小さくなるのだそう。焼き上がったときの大きさを逆算して作らないといけません。

 

そして、もう一つ難しかったのが水加減。

 

ごつごつした感じよりも、なるべく滑らかな表面にしたかった。ついつい指を濡らして粘土を滑らかにしたくなります。

 

ところが、あまり粘土を水浸しにするのはよろしくないそうで。

 

そして出来たのがこちら。

……。

 

……。

 

小学生の粘土遊びと、さほど変わらない笑

 

いいんだ、いいんだ。工業製品ではなくて工芸品ナノだ。自分で作ったものなら、多少いびつでも愛着が湧くに違いない。

 

終わった後にお茶を一服:

 

陶芸体験の後は、登り窯も見学させてもらいました。

登り窯は、山の斜面などを利用して、焼成室を階段状に連ねた窯。

 

一番下で薪を燃やすと、炎と熱が斜面に沿って上へ上へと登っていきます。一つの部屋だけを焼くのではなく、複数の焼成室を連続させることで、前の部屋の余熱を利用しながら次の部屋を温めていく。「熱を無駄にしないための、昔の高効率な焼成システム」です。

 

数日間連続して窯を焚き続け、昔はその煙が町の風物詩にもなっていたそうです。
 

窯の外には、これから焼かれるであろう様々な器がスタンバッていました。ボクのカップもそのうちここに並べられるんだろうなぁ。

 

窯の中はこのように器が置ける棚になっています:

 

実際に現物を目の前にすると、「昔の人は、こんな大きな窯を作って焼き物を焼いていたのか」と、ちょっと感動。

 

今回の陶芸体験では、ほんの小さなコーヒーカップを一つ作るだけでも結構大変でした。

 

それを昔の職人さんたちは、この大きな登り窯を使って大量に焼いていた。信楽焼の長い歴史を少し身近に感じることができました。

 

焼き上がって、手元に送られてくるまでには2カ月ほどかかるそう。15%ほど小さくなって、どんな姿になっているのか。ちゃんとコーヒーが飲めるものになっているのか笑

 

楽しみに待ちたいと思います。