吉野の桜を見に行ってきました。


大河ドラマ「光る君へ」を見ているときから「一度は吉野に行ってみたいな」と思うようになりました。

平安の権力者・藤原道長も吉野に詣でたとされます。ドラマではたしか、一条天皇の中宮となった娘・彰子に皇子が授かるようにと道長が祈願する姿が描かれていました。

訪れたこの日は、桜はまだ咲き始め。ただ、場所によってはすでに見頃を迎えていて、山のあちこちが淡いピンクに染まり始めていました。






満開ではないからこそ、「さあこれからっ」と一気に広がっていく予感も楽しめる、そんなタイミング。

黒門、そして銅鳥居(かねのとりい)をくぐり、いよいよ吉野の中心部へ。

黒門はその名の通り黒塗りの門で、修験道の聖地への入口のような雰囲気があります。


一方の銅鳥居は、日本でも珍しい金属製の鳥居。ここから先が神仏習合の特別な空間であることを感じさせてくれます。



そして 金峯山寺(きんぷせんじ)へ。


国宝の蔵王堂では、日本最大の秘仏・ご本尊三体の特別御開帳がちょうど行われていました(3/24火から5/6水まで)。


拝観してまず驚くのが、そのスケール。青く塗られた巨大な仏像が三体、圧倒的な存在感で並んでいます。一般的な仏像のイメージとは少し違う、荒々しいお姿。山の信仰を体現しています。

静かな「癒し」というより、「圧倒される」という表現のほうがしっくりきます。


その後は 吉水神社(よしみずじんじゃ)へ。


南北朝時代に南朝の御所が置かれた歴史的な場所。世界遺産にも登録されています。後醍醐天皇がここで過ごしたと考えると、また違った重みを感じます。

参拝方法が少しユニークで「2礼 17拍手 1拝」。17拍!。4拍を4回と最後に1拍なのだそうです。

なかなか忙しい笑。でも、こういう「ちょっとした違い」が旅の記憶に残ります。

境内からは、有名な「一目千本(ひとめせんぼん)」。


山一面を桜が覆い尽くす景色を一望できる場所で、吉野を象徴する絶景ポイント。満開の時期には、山全体が桜色に染まります。


今回はその入口を見た、という感じでしたが、それでも十分に心を動かされました。


途中で焼きもちを購入。


「よもぎ」と「さくら」が選べるというので、今回は「さくら」をチョイス。桜の葉が練り込まれていて、ほんのり塩気が効いています。


この日は朝が早くて、既に小腹が空いていたこともあり沁みる美味しさ。いいカーボ補給になりました。

満開の吉野ももちろん見てみたいですが、「これから満開になる吉野」というのも、なかなか贅沢な時間でした。

金峯山寺令和8年春の秘仏ご本尊特別御開帳: