各地のぎょうざにどんなのがあるのか調べていると、「宇都宮=ぎょうざ」みたいな、地名を言われてパッと思い浮かぶのがあるって、何だかステキだなと思いました。

 

例えばブルガリアの人って、毎日ヨーグルト食べながらスクワットしているわけではないけれど笑、思い浮かぶ何かがあります。

 

少なくとも、地名を言ったのに「何すかソレ?食べモンすか?」といったリアクションが返ってくるより断然いい。

 

紋切り型のステレオタイプな印象になってしまう場合もあるかもしれないけれど、そこから話を広げることもできます。取っ掛かりがないと広げようもない。

 

宇都宮のぎょうざも最初はそんな感じだったようです。

 

1987年の家計調査で、初めて「ぎょうざ」が調査品目に追加されました。宇都宮が1位だったことに宇都宮市役所の職員の方が着目し、そこから仲間たちと報告書を作り、餃子屋さんたちを巻き込んで、ここまでのムーブメントになっていったそうです。

 

宇都宮といえば、以前は「なんだろうな」となんとなくの感じだったのが、今は「宇都宮といえば餃子」と、宇都宮市としての自己肯定感を高めてくれるものになっていると。

 

宮崎だって「宮崎市ぎょうさ協議会」の皆さんが、おそらく自治体と協力しながら、餃子を新たな観光資源にしようと奮闘した結果なのだろうと想像します。

 

話は変わりますが、2023年の家計調査でパンの消費額が1位の神戸市に次いで「和歌山市が全国2位」だったそうです。あんまりイメージないなぁ笑。

 

パンの消費額 神戸市の全国1位に続き和歌山市が2位:

 

和歌山市は「上位にランクインした理由や背景はわからない」とのコメント笑。

 

宇都宮も最初はこんな感じだったのかもしれません。