わかやま寅さん会映画まつりに行ってきました。
ゲストとして「男はつらいよ」シリーズでさくらを演じた倍賞千恵子さんと、とら屋の三平ちゃんを演じた北山雅康さんが登壇し、トークショーが開催されました。
映画まつりの映画は、午前の部として倍賞千恵子さんと高倉健さんが主演した「遥かなる山の呼び声」(1980年)、午後の部は和歌山県が舞台の一つとなった「男はつらいよ」の39作目「男はつらいよ 寅次郎物語」(1987年)。
男はつらいよ 寅次郎物語:
寅さんを見たかったのですがチケットは完売。「寅次郎物語」はBSの「土曜は寅さん」で録画していたものを観ることにして(その夜ちゃんと家で観た)、映画館では「遥かなる山の呼び声」を見ました。
遥かなる山の呼び声:
これが予想外に良かった。なんと言っても改めて健さんがカッコいい!華麗な乗馬シーンとかね。映画館を出る頃には「無口な男になろう」と決意しました笑。
またこの映画は倍賞千恵子さんと吉岡秀隆さんが初めて親子役を演じたという、寅さんファンにはエポック的な映画でもあります。
80年公開のこの映画の翌年、81年公開の「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」から、倍賞さん演じるさくらの息子、満男クンを吉岡さんが演じるようになります。
その親子役は2019年の年末に封切られた第50作「男はつらいよ お帰り寅さん」まで長く続きます。
「満男、困ったことがあったらな、風に向かって俺の名前を呼べ。おじさん、どっからでも飛んできてやるから」
寅さんがボクに語り掛けてくれているようです。
トークショーに倍賞千恵子さんがお目見えした際は、ようやく「かあさん」に会えた気分でした笑。
吉岡秀隆さんは、北の国の不便な土地に住む少年でも、南の島のお医者さんでも、高度成長期の売れない小説家でもなくて、ボクにとっては寅さんの甥っ子・満男クンなのです。
映画「Dr.コトー診療所」も観に行く予定。リアルタイムではあまり観ていなかった本編のテレビドラマは、夕方の再放送でしっかりフォロー中です。
『Dr.コトー診療所 』予告【2022年12月16日(金)公開】
