時系列が前後するのですが、姫路での大会の後、姫路城を訪れました。
姫路城は日本で最初に登録された世界遺産のひとつですから、ずっと興味はあったのですが今回が初めての訪問です。
JR姫路駅からすぐなんですね。歩いていきました。
姫路駅前からお城を臨む:
白いです!平成の大修理(2009-2015)で漆喰を塗り直しているので、まだまだ白さが際立っています。
それでも修理が終わった直後はもっと白く見えたような。
これは、大修理時に屋根瓦の継ぎ目に盛り上がるほど塗った「屋根目地漆喰」のためなのだそうです。
「風雨にさらされる屋根の漆喰は4、5年ほどでカビや汚れによって黒ずんでしまい、いずれは以前のような色に戻る」と下の記事にも書かれていました。
時代劇のロケでは、江戸城として使われることが多いそうです(ブラタモリ情報)。
それもあってか、2021年から有料音声ガイドは暴れん坊将軍・松平健さんがナレーションを担当しています。
江戸城として使われる理由は、江戸城も同じように白いお城だったからだとか。戦国時代は黒い城が一般的で、白い城は当時かなり斬新だったようです。
元の姫路城は黒かったそうですが、江戸時代に入り池田輝政の治世に、徳川の威光を示す意味合いを込めて白いお城へと作り替えたそうです。
通常非公開の武器庫・渡櫓(わたりやぐら)が期間限定で見学できるというので行ってきました。追加料金500円。
ブラタモリ放送当時は、ここは通常非公開で、特別な許可を得て撮影している場所として紹介されていました。
渡櫓とは大天守の周りに配置された小天守をつないでいる渡り廊下(連立式天守群という構造)。防衛力強化に大きく寄与したそうです。
大天守からの眺望:
下の写真は「将軍坂」。城内でも人気のスポットです。「暴れん坊将軍」に限らないのですが、時代劇の撮影によく使われているのが名前の由来とか。
歴史的価値のある世界遺産内のエリア名なのに、もはや歴史上の本物の将軍様とは全く関係がありませんっ笑。恐るべし松平健!(←壮大な建造物よりも今回これが一番の印象笑)。