有酸素運動として、朝熊山に登ってきました。

 

伊勢神宮は毎年のように参拝していましたが、朝熊山へは今回が初めてです。記録を見ると約6.8 km, 2時間半のコースでした。いい天気だったこともあって清々しい気分になれました。

 

標高が555メートルとそんなに高い山ではなく、伊勢神宮の「ついで」に登るような山だから楽勝だろうな、なんてたかを括っていたのですが、いきなりから急峻な斜面が続き、結構な運動量になりました。

 

地図を見ると、麓から一直線に頂上を目指すようなルート。通常は角度を和らげるために山肌に沿ってルートを取ったりするものですが、さすが山上にある金剛證寺は元は真言宗の密教道場。山頂に向かうのも修行の一環です。

 

山道入り口への最寄り駅は近鉄・朝熊駅です(無人駅でした)。駅から山道入り口まで約800メートル。

 

入り口までにトイレが2カ所あります。済ませておきましょう。

 

山道入り口。

 

いきなり急峻な斜面が続きます。

 

町石(ちょういし)という石柱の道標がルートに沿って立っており、それを辿りながら登ることになります。1町の間隔はおよそ109メートルなのだそうです。

 

そう言えば以前、高野山にも登ったことがあるのですが、ここと同じように町石を辿っていくルートでした。

 

大正時代から戦中にかけて、山頂までケーブルカーが通っていたそうです。

 

看板の説明によると、当時は東洋一の施設と言われていたとのこと。レールは軍需品として供出しなければならなかったと。廃線となった今はレール跡を跨ぐように橋が掛かっています。

 



二十二町まで登ると、見晴らしのいい開けた場所に出てきました。町石はここでおしまい。山道入り口からここまで約1時間強でした。

 
以前この辺りに旅館が立っていたそうです。

 

なかなかの眺望です。

 

ここから金剛證寺経由で山上の展望台を目指します。