桜吹雪に翻弄される野良猫を撮りそびれて、何の為にスマホってあるんだろうと思いましたこんばんは。

 

そんな話はどうでもいいですよね。では前回からの続きです。

 

というか、ここからが本題です。お待たせしました。

 

さて、昼下がりの茅野のサイゼリヤ。

ラム肉と闘いながら、どうしたものかとスマホを眺めていました。

 

帰京するには少し早いが、さりとて下諏訪まで行くのは億劫。

茅野駅の時刻表を確認すると、20分後に上り電車がやってくる。

 

今ここにある肉塊をマッハで平らげて、駅までダッシュして、さらに輪行の準備を20分以内にやる──

 

それは不可能。

 

じゃあ、次の上り電車は……?

 

2時間後。

 

……

 

ふーん、なるほどね。そのパターンね。

帰宅は21時過ぎの模様。

 

特急に乗ろうにも青春18切符が裏目に出たし、夕方にはお早い帰宅って思惑は脆くも崩れ去ったという。

 

では、2時間も余ってしまったこの手持ち無沙汰をどうしてくれようかと思案を巡らせるも、名案は浮かびません。

 

諏訪大社の上社は参拝したから、下社まで行く?

 

いやしかし、もうそんな気分ではないし。肉食べてお腹いっぱいだし。

 

仕方ない。とりあえず、茅野の駅前に向かうことにしました。

 

フラフラと適当に走っていると、神社の前を通り過ぎて、ふと気になったんですよね。

 

でも、今日はもう何社も参拝していたし、もういいかなと思ったんです。

が、やはり気になると引き返しました。

 

 

 

達屋酢蔵(たつやすぐら)神社。

 

かなり珍しい社名ですよね。

 

案内板には

 

・達屋社と酢蔵社が合併したこと。

・達屋は「館屋」、いわば迎賓館の意。

・酢蔵の「酢」は、食糧庫を表す「簀」が、当て字の「酢」になった説。

・酢蔵社はもと伍龍姫宮と呼ばれていたこと。

・諏訪大社上社の御柱山である八ヶ岳御小屋山より、御柱の曳き出しができる唯一の末社。

 

と記されていました。

 

そして、社前の道路は上社への参道でもあることから、諏訪大社の中でも重要な位置を占めていることが窺えます。

 

境内には湧き水らしい清流が渡されているし、葛井神社を彷彿とさせる欅の巨木もあります。

 

素通りするのは如何なものかと思うに十分な風格が漂っていて、参拝せずにいられませんでした。

 

神社の隣の不動堂にも真言を納め、それじゃあ駅に行きますかとヘルメットを被ろうとすると、近所の家から還暦過ぎの男性が現れて、僕に声を掛けてきて──

 

続きはまた次回。