妻と話をしていて、彼女の歩んできた道の波乱万丈さに驚かされます。
今日は部活動について。
妻はクロスカントリースキーという、『走るスキー』に打ち込んできました。
指導者であった両親の影響もあってでしょう。
中学生の頃から全国の舞台に立ち、高校では県内有数の強豪に進んで続けました。
卒業と同時に一度競技から離れたものの、地元に戻ってきた時にはトレーナーとして関わり、
一方で国体にも出場、入賞する結果も出していました。
妻は『クロスカントリースキーは、とにかく過酷なもの』と話します。
そう、クロスカントリースキーはとても辛いものです。
しかも、指導者のいない中学時代を過ごし、
管理型で成績によって待遇の違う高校時代を経験し、
二十代には、仕事と両立しながら自分を追い込んで国体を目指すことに挑戦しました。
中学時代には、勝ちたい思いと部活の部長としての責務から、
多くの中学生では関わることが少ないくらい年齢の離れている地元の先輩に、
自分から訪ねて練習メニューを聞きに行くことを複数の方に行っていました。
ここまでして、クロスカントリースキーに打ち込んだのは、競技が大好きだった訳ではありません。
クロスカントリースキーという競技を『自分で選択して、自分で決めた』からです。
ご両親からも、親の思いは一切なく、『やりたいことをやりなさい』と自分で選び決めることをさせてもらっていたからなのです。
人は『自分で選んだこと(自己選択)』『自分で決めたこと(自己決定)』は、
自分の思いだからこそ最後までやろう、自分を裏切らないようにしようという『自分に対する責任』(自己責任)が生まれてきます。
自分に対する責任をもって行動しやりきると、
『自分の思いに応えられた』という誰からも評価されなくても得られる『満足』を感じること(自己満足)ができます。
これは私自身も『バスケットボールを今もなお続けていること』や『教師という道を進むこと』で、実感しています。
また、実際の子どもたちとの場面でも目の当たりにしています。
私の勤める学校では、それこそを自律・自立の一歩として、学校・教師全体で、自己選択・自己決定をさせる場面をつくっています。
やらされることほど面白くないことはありません。
やらされることほど続かないものはありません。
やらされることほど思考停止になることはありません。
自分の思いから生まれた欲求ほど楽しみなことはありません。
自分の決めたことほど、軽いようで重いものはありません。
自分の内なる声に耳をすませて行動することほど自分を満足させてくれるものはありません。
自分で選び
自分で決めて
自分の行動に責任をもって行い
他者評価ではなく、自己評価で満足感を得る。
その尊さを知っている大人が、
その尊さをまだ知らない子どもたちにこれから伝えていって欲しいと思います。
うめ