今回のデートを機に、曜君とは連絡を取る事が多くなった。


仕事帰りに何度か食事をしたりした。


その日は休日、さあパチンコに出掛けようとした矢先に曜君から


の食事のお誘い。慌ててどうでもいい服からちゃんとした服に


着替えて、ファンデーションのみだったメイクに上塗りした。


ご飯を食べていると、曜君に職場からの電話がかかってきた。


なにかトラブルによる急な呼び出しがあったようで、今日は


これで解散になった。曜君は自分から呼び出したのにごめんと


何度も謝っていた。駅まで送るよと言われて歩いていた時の事、


曜君が急に空を見た。


「どうしたんですか?」


私が聞くと、曜君は


「太陽、見えないね」


とぼそっと言った。私も空を見てみたけど、今日は一面雲で覆われて、


何なら雨も降りそうだった。


「ですね」


私が答えると、急に一歩前に歩いていた曜君が振り返って私を見た。


「みらいちゃんの事好きなんだ、もしよかったら俺と付き合ってくれ


ないかな?」


「え?」


このタイミングでの曜君の告白に驚き頭が真っ白になった。


そう言った後の曜君は顔が赤くなっているように見えた。


恥ずかしいのか曜君はすぐに前を見て足を止めることな


く駅に向かって歩いて行く。


私も足を止めずに色んな感情を巡らせた。


しばらく二人で歩いて行くと駅が見えてきた。


私は勇気を出して曜君を追い越して曜君の前に立った。


「私も好きです。よろしくお願いします」


曜君はほっとしたような笑顔で言った。


「こちらこそ、よろしくお願いします」