サーカスの象(喫煙者バージョン) | 禁煙成功より喫煙失敗

禁煙成功より喫煙失敗

禁煙をしたくない人でも、タバコをやめられるかもしれない。
少なくとも一人はいましたから・・私ですけど!(^^)!

喫煙者は「ニコチン依存症という概念」にとらわれ、

タバコを吸い続けている。

禁煙者もまた、「ニコチン依存症という概念」にとらわれ

禁煙を続けている。

ニコチン依存症さえなくしてしまえば辞められるのに

なぜそうしないのだろうか。

答えは簡単

「ニコチン依存症は強力である」と思い込んでいるからだ。

子供のころからタバコの存在を知っている文明人たちは、

大人がタバコをなかなか辞められないのを見、

さらに権威のある医者や製薬会社のCMなどを見て

「ニコチン依存症は強力だ」という常識的な固定観念を持つ。

そして、大きくなってからもその思い込みにとらわれ続ける。

禁煙を続けている人を見て、「すごい人だ私にはムリ」と思うのも

「ニコチン依存症は強力だ」ということの裏返しである。

タバコ産業(喫煙産業及び禁煙産業)はそれを知っているから、

「ニコチン依存症という概念」を周知徹底することによって、

喫煙者、禁煙者を縛り付ける。

本来、ただの嗜好品であるタバコは、

吸うのも吸わないのも自由に選択できるものである。

だから、その習慣を辞めるも辞めないも自由に選択できる。

しかし自分は「ニコチン中毒・依存症だから」と思っているから

体に悪いと分かっていながら仕方なく、

喫煙を続けるし、吸わずにいようと思ったら

禁煙を続けざるをえなくなる。

禁煙を続けてもロープが切れるわけではないから、

諦めて喫煙者に戻る人は大勢いる。

これが禁煙の失敗である。

サーカスの象が杭を引っこ抜いて逃げる力が本当はあるのに逃げないのと、

タバコを辞めることは簡単なのに

喫煙者がタバコを辞められないのは似ている。